ASNOVAの決算発表
2026-02-13 16:21:22

株式会社ASNOVA、2026年3月期第3四半期の決算を発表。業績好調ながら課題も。

株式会社ASNOVAの2026年3月期第3四半期決算



2026年2月13日、株式会社ASNOVA(愛知県名古屋市)は2026年3月期第3四半期の業績を発表しました。同社はくさび式足場のレンタル及び販売を行っており、今回の決算は特に注目されます。売上高は前年同期比で476百万円増加の3,625百万円に達し、償却前営業利益も前年同期比で82百万円の増加を記録し、いずれも過去最高の水準を更新しました。

業況の全体像と課題



とはいえ、今期より行っていた足場への投資の抑制が影響し、営業利益と当期純利益は前年同期比で減少。特に、減価償却費が大きくのしかかっているため、収益面での苦戦が見られます。しかし、本来的な収益力を示す償却前営業利益は5.7%増加し、償却前営業利益率は42.3%という高水準を維持しています。

国内の足場レンタルの需要は、期初に設定した予測には達していないものの、主力事業においては微増が確保されています。これは、昨年着手できなかった工事が増加した結果として、需要の反動が期待されているためです。具体的には、建設業界の人手不足や費用高騰が工期遅延を招いていることが影響しています。

グループ全体の進捗



グループ会社であるQool社については、今期全体での業績は計画通りに進展しています。一方、ASNOVA VIETNAMは予想を大きく下回り、足場レンタル事業は現在成長のための投資段階に入っています。ベトナム市場では、2028年にはEBITDA黒字化、2030年度には営業利益黒字化を目指していますが、短期的には利益の創出には時間がかかる見込みです。

足場稼働率の変動



足場の稼働率は今期上半期において、例年と比較しても勢いがなく、繁忙期である10月・11月で挽回を試みましたが、期待した水準には達しませんでした。しかしながら、繁忙期での稼働率は例年通りを維持し、今後の改善が期待されています。

経済指標と市場環境



さらなる注目点として、株式会社ASNOVAの貸借対照表において現金及び預金が大幅に減少していることが挙げられます。これはQool社の株式取得に伴う支出によるもので、資産全体は前期比で965百万円の減少を示しています。それに伴い自己資本比率は24.3%へと改善しています。

通期業績の見通しと今後の展開



2026年3月期における業績予想も見直されており、連結償却前営業利益の見込みは上半期の低調な稼働や工期遅延を考慮する必要があります。特にベトナム市場での業績が影響を与える要因として、政府の再編に伴う建築工事案件の停滞が挙げられています。販管費についても、Qool社のPMIを推進するための投資が増加し、全体的な業績に影響を及ぼす予想です。

まとめ



株式会社ASNOVAは、全体として堅調な業績を維持しつつも、様々な課題に直面しています。国内外の市場環境や供給網の不安定さ、課題に対する柔軟な対応がこれからの成長を左右するでしょう。今後の動向に注目が集まります。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

会社情報

会社名
株式会社ASNOVA
住所
愛知県名古屋市中村区平池町四丁目60番地の12グローバルゲート26階
電話番号
052-589-1848

トピックス(経済)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。