グローバルセキュリティ体制の強化
アイディルートコンサルティング株式会社(IDR)が2025年9月25日から新しいサービス「SOC導入GDPR支援サービス」を提供開始します。このサービスは、企業がEU一般データ保護規則(GDPR)に準拠しながら、セキュリティオペレーションセンター(SOC)の導入を同時に支援することを目的としています。
企業が抱えるGDPR対応の課題
GDPRは、EU域内およびその居住者へサービスを提供するすべての企業に厳格な個人データの保護を求めています。違反した場合には、莫大な制裁金が科されることもあります。これにより、多くの日本企業は「どこから手をつければよいかわからない」「社内リソースが不足している」「EU当局との言語が異なる」などの課題に直面し、結果としてEU市場への進出やSOCの導入が遅れる場合が多くなります。
IDRはこれらのニーズに応えるべく、GDPR対応の文書作成から社内での実施支援、運用の定着まで、幅広い実績を有しています。このサービスを通じて、企業は日本からEUの子会社を監視・運用する体制を構築し、さらなる向上を図ることができます。
SOC導入GDPR支援サービスの特徴
この新しい支援サービスは、以下のような特徴を持っています。
1.
GDPR対応とSOC体制構築を一体的に支援
- 法的文書の作成や適用支援とSOC体制の整備を並行して実施することで、導入期間を大幅に短縮します。
2.
専門チームによる効率的な連携
- GDPRチームとSOCチームが密に協力し、迅速かつ顧客の負担が少ない形での導入を実現します。
3.
グローバルな人材による海外対応サポート
- EUの子会社や監督機関とのやり取りをスムーズに行うためのサポートを提供します。
このサービスにより、企業はGDPRに準拠するだけでなく、強固なセキュリティ体制を構築し、グローバル市場における競争力を高めることが期待できるでしょう。規制がますます複雑化する中で、企業のリスクを最小限に抑えるだけでなく、未来のビジネス成長をも見据えた実効性の高いセキュリティ基盤の整備が可能となります。
アイディルートコンサルティングの背景
アイディルートコンサルティングは、経営部門へのIT戦略コンサルティングを得意とし、2016年に設立されました。最近では、株式会社チェンジホールディングスの子会社として、サイバーセキュリティ分野に特化したサービスを強化しています。サイバー攻撃や内部からの情報漏洩は、企業にとって深刻な問題であり、その対策が急務となっています。特に、製造業や金融業、製薬業界の大手企業向けに、サイバーセキュリティ対策を提供しつつ、新たなデジタルトランスフォーメーションやデータ活用の支援も行っています。
本サービスを通じて、アイディルートコンサルティングは企業のニーズに応じたセキュリティ基盤づくりを促進していく方針です。今後のグローバル展開とデータ保護の強化にぜひ注目してみてください。