生成AIが潜在ニーズ発掘を加速!えそら合同会社がGPT Storeで新ツール提供開始
新規事業開発コンサルティングを専門とするえそら合同会社(本社:東京都渋谷区)が、OpenAI社が提供するGPT Storeに、行動観察型のGPTs「潜在ニーズの探索」を提供開始しました。
このツールは、新規事業開発の初期段階における潜在ニーズの発見を支援することを目的としています。潜在ニーズとは、生活者がまだ自覚していないニーズのこと。新規事業開発において、潜在ニーズの発見は競合に先駆けて独自の価値提案を生み出し、新たな市場を開拓する鍵となります。しかし、潜在ニーズは生活者が気づいていないため、従来の市場調査手法では発見が難しく、多くの企業がその発見に苦労しています。
従来の潜在ニーズ探索の課題
従来、潜在ニーズの探索には、「行動観察」や「インタビュー」といったリサーチベースの方法が用いられてきましたが、これらの手法は非常に時間と労力を要するものでした。また、潜在ニーズは人間の心理や無意識に深く関係するため、従来の生成AIではその理解が困難でした。生成AIはテキストデータから学習するため、潜在的なニーズを直接的に理解することができず、人間心理の補助なしに読み取らせることは容易ではありません。
「潜在ニーズの探索」の開発背景
えそら合同会社は、これらの課題を克服するため、生成AIの苦手分野を補完し、潜在ニーズの探索に特化したGPTsの開発に着手しました。同社が開発した「潜在ニーズの探索」は、従来の生成AIが苦手としていた、心理的な同期や感情の分析を補完することで、潜在ニーズの発見を効率的に行うことを目指しています。
「潜在ニーズの探索」の特徴
「潜在ニーズの探索」は、行動観察型GPTsとして、人の行動や習慣の背後にある心理を探ることで、潜在ニーズを抽出します。このツールは、潜在ニーズのレベルを3段階に分類することで、潜在ニーズの可視化を可能にしました。
レベル1:引用レベルのニーズ - 話者がインタビューで語っている内容を抽出します。
レベル2:解釈レベルのニーズ - 話者が直接インタビュー内で述べてはいないものの、ニーズとして強く伺える内容を言語化します。
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レベル3:発想レベルのニーズ - 話者の内容を元に、潜在的なニーズを発想します。
「潜在ニーズの探索」の使い方
1. 提供されているURLからアクセスします。
2. 分析したい生活者の発言を入力します。
3. 開始ボタンをクリックします。
えそら合同会社の「新規事業開発×AI」への取り組み
えそら合同会社は、新規事業開発におけるAI活用の可能性を追求し、今後も様々なGPTsを開発していく予定です。今後リリース予定のGPTsには、新規事業アイデアの壁打ち、競合リサーチ、カスタマージャーニーマップなどがあります。
えそら合同会社について
えそら合同会社は、デザインの力で新規事業の立ち上げを支援するデザインコンサルティング会社です。2009年の創業以来、200を超える事業で新しい体験をデザインしてきました。同社は「顧客との対話」を重視した0→1 のアイデア・デザイン領域を得意とし、新規事業における最大の失敗リスクである「No market need」を可視化し、最小化する技術を保有しています。