はじめに
札幌市に位置するユナイテッド・シネマ札幌で、12月13日(金)に映画『まぜこぜ一座殺人事件~まつりのあとのあとのまつり~』が上映されることが決まりました。この特別な上映イベントでは、映画に出演した俳優の東ちづる、フリーアナウンサーの松本かおり、そして女装サロンの店長、満島てる子の3人が登壇するアフタートークが行われる予定です。
弊害を乗り越えるエンタメ
この映画は、多様性をテーマにした作品で、主にマイノリティのパフォーマーたちが活躍する姿を描いています。出演者には義足、車椅子ユーザー、全盲の方々、さらにはトランスジェンダーやドラァグクイーンなど、さまざまなバックグラウンドを持つキャストが参加しています。彼らの本音や疑問、時には怒りを笑いに変えながら、観客に生きることの真実を伝えるエンターテインメントを提供します。
アフタートークの詳細
イベントは18時09分から上映され、その後、約30分間のアフタートークが行われます。このトークでは、登壇者たちが映画の制作秘話や自らの経験についてリアルなトークを展開します。アフタートークには手話通訳もあり、さまざまな方に参加していただける配慮がなされています。
対象者を広げるバリアフリー
本作は、バリアフリー字幕が付いており、音声ガイドも用意されています。これにより、視覚や聴覚に障害のある方々も安心して鑑賞できる環境が整えられています。さらに、視覚障害者向けにはデジタルパンフレットも準備されており、受付での申し込みが可能です。
登壇者のプロフィール
東ちづるは俳優であり、一般社団法人「Get in touch」の代表を務めています。彼女は、マイノリティの権利を擁護する活動に長年従事し、今年はTEDxKyotoにも登壇しました。
松本かおりはフリーアナウンサーとして、特に自身の障害を持つ子供の母親としての視点から見る社会の在り方についての発信を行い、参加者が共感しやすい内容をお届けします。
満島てる子は、オープンリーゲイの女装家であり札幌で活躍するコミュニティリーダーです。彼はまた、LGBTQプライドパレードの活動にも力を入れています。このように、三人三様の立場から、色々なリアルを共有してくれることでしょう。
作品の魅力
本作の脚本はドラァグクイーンとして知られるエスムラルダが手がけており、監督の齊藤雄基が初めて挑む長編映画となります。映画は91分のカラー作品で、主演の東ちづるをはじめ、さまざまなキャストが登場します。彼らのパフォーマンスは見る者に新たな視点を与えてくれるでしょう。
エンディング曲の魅力
映画のエンディング曲「Get in touch!」は、豪華声優陣11人が参加し、力強く優しいメッセージが込められています。この曲はすでにYouTubeで多くの再生回数を記録し、聴く人々に感動を与えています。
概要
- - 開催日時: 2024年12月13日(金)
- - 場所: ユナイテッド・シネマ札幌
- - 料金: 一律1,500円(税込)、パンフレット付き
この特別なイベントは、映画ファンのみならず、多くの人々にとって貴重な体験となることでしょう。皆様のご参加を心よりお待ちしています。