第5回「バイオリポジトリ技術管理士」認定試験が始まりました
2024年10月15日、一般社団法人日本生物資源産業利用協議会(CIBER)が第5回「バイオリポジトリ技術管理士」認定試験の申し込みを受け付けることを発表しました。この資格は、バイオバンクやバイオリソースセンター、さらには臨床検査室や医療機関といった多様な環境で生体試料や関連データを扱う専門家に必要なものです。これにより、研究や医療の現場において信頼性の高い材料とデータを利用することが可能となります。
認定試験の詳細
認定試験は2025年1月26日(日)にオンラインで実施されます。試験時間は13:30から15:00の90分間で、受験料は一般が22,000円(税込)、学生が17,600円(税込)です。申し込み期間は2024年10月15日から12月13日までとなっており、受験資格は特に制限がなく、誰でも挑戦することができます。
詳細や申し込み方法については、CIBERの公式ウェブサイト(
こちら)を参照してください。
専門知識の重要性
生体試料や関連データの適切な取り扱いには、検体の処理や精度管理、データ生成、試料およびデータ管理、品質管理、研究計画の立案、さらには倫理的配慮まで、多岐にわたる専門的知識が必要とされます。近年、国際基準に則ったコンセンサスが必要とされており、ISOやISBERといった国際的基準に従った運用が求められています。
CIBERはこのような背景を踏まえ、「バイオリポジトリ技術管理士」という資格を通じて、生体試料や関連データの扱いに特化した人材の育成を目指しています。特に、信頼できる試料の取得を通じて研究や診断の再現性を確保することがこの資格の重要な目的です。
世界的に認められる資格
この資格を取得すれば、生体試料と関連データの取り扱いに関する専門的なスキルを持つことを証明できます。また、資格保有者が在籍する機関の信頼性や能力を高めることにもつながります。国際的な基準を理解し実践できる専門職として活躍するチャンスが広がることでしょう。
CIBERの役割
一般社団法人日本生物資源産業利用協議会(CIBER)は、2018年に設立され、生物資源に関する国際的な基準の整備と、その普及活動に努めています。ISBERのベストプラクティスやISOの国際標準化活動を参考にしながら、産官学の連携を強化し、生物資源の持続可能な利用を進めています。
詳しい情報はCIBERの公式サイト(
こちら)をご覧ください。
資格を通じて、研究や室内でのデータ取り扱いスキルを高め、専門家としての道を切り拓く絶好の機会を逃さないでください。