MUJIとUR団地が共同リノベーションを実施、学生のDIYで新しい空間を創出

MUJI×UR団地リノベーションプロジェクトの成果

大阪府枚方市に位置する中宮第3団地。ここに新たな息吹が吹き込まれました。無印良品の家を展開する株式会社MUJI HOUSEと、独立行政法人都市再生機構（UR都市機構）が進める「MUJI×UR団地まるごとリノベーションプロジェクト」に参加したのは、大阪電気通信大学の学生たちです。彼らは、地域住民や専門家と協力しながら、DIYを通じて団地の共用部を新たにデザインしました。

プロジェクトの背景

このプロジェクトは、団地の共用スペースを現代の生活に適した形へと再生・活用することが目的です。学生たちは「OECUまづくり研究会」を中心に、共用スペースの「キュウカンサ」の利用方法について研究し、実際にデザイン案を提案。MUJI HOUSEの専門家と意見を交わしながら、現地施工に向けた準備を整えました。特に注目されたのは、DIYでの什器制作です。このプロジェクトを通じて、学生たちは創造性を発揮し、地域に密着した空間づくりに貢献しました。

完成お披露目イベントの開催

完成したリノベーションスペースは、2025年11月15日（土）にお披露目イベントとして公開されます。会場は中宮第3団地の52号棟東側のプール跡地に設けられ、地域の方々との交流の場としても期待されています。このイベントには、UR都市機構の理事である高原功氏、MUJI HOUSEの本部長豊田輝人氏、大阪電気通信大学の学長塩田邦成氏が登壇し、プロジェクトの意義や学生の努力について語ります。

学生たちのDIYによる学びと成長

イベントでは、実際に手を動かした学生たちが、自らの経験や学びを語る機会も設けられています。彼らの生の声を聞くことで、リノベーションプロジェクトが地域に与える影響や必要性を感じることができるでしょう。また、この日の14時からは地域住民向けのお披露目イベントも行われ、直接住民とのふれあいを通じて、愛着ある空間を共有する場となります。

地域社会とのつながり

本プロジェクトの特徴は、地域住民との密接なつながりにあります。MUJI HOUSEやUR都市機構と連携しながら、地域住民が実際に使う空間を意識した設計が心掛けられました。学生たちが提案したデザイン案は、地域の意見を反映しつつ、住みやすい環境の構築を目指したものです。このような取り組みは、新たな団地のモデルケースとして、地域再生の参考になること間違いなしです。

まとめ

MUJI×UR団地リノベーションプロジェクトは、学生たちの参加によって、新しい団地のあり方を実現しました。地域との共生をテーマにしたこの活動は、今後の社会的な住環境の改善に寄与していくでしょう。完成お披露目イベントを通じて、多くの人にその魅力を伝えていくことが求められます。興味のある方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか？