エア・ウォーター東日本が深沢ツールから高圧ガス事業を譲受、地域密着型サービスの強化へ
エア・ウォーター東日本、深沢ツールからの事業譲受
エア・ウォーターグループのエア・ウォーター東日本株式会社は、2024年11月1日成約にて岩手県のガス販売店、株式会社深沢ツールより高圧ガス及び機械工具の卸売事業を譲り受けることを発表しました。この事業譲受は、地域に根差した事業の強化と、お客様へのサービス向上を目的としています。
事業譲受の背景
エア・ウォーター東日本は、東北から中部にかけて産業ガスのトータルソリューションを提供する企業です。その一環として、各地に生産拠点の整備を進め、高効率小型液化酸素・窒素製造装置「VSU」や充填所を設けることで、産業・医療用ガスの安定供給を実現しています。また、LPガスの供給を通じて地域の課題解決にも注力しています。
岩手県では、紫波郡紫波町に2018年に「VSU」を設置し、2019年にはシリンダー充填工場の運営を開始しました。これらの取り組みにより、エア・ウォーター東日本は地域に根付いた事業活動を展開してきました。
深沢ツールの概要
株式会社深沢ツールは1985年に設立され、盛岡市を中心に39年間事業を展開してきました。産業・医療用ガスやLPガス、機械工具の販売を行っており、地域密着型の販売店として信頼性を高めてきました。顧客のニーズに応じた商品を確実に提供し、地域社会に貢献してきた実績があります。
事業譲受の内容
このたびの事業譲受により、エア・ウォーター東日本は深沢ツールから高圧ガス及び機械工具の卸売事業、並びにそれに付随する資産と従業員を引き継ぎます。これにより、さらなる顧客深耕を図り、地域におけるサービスの強化を目指す方針です。
事業譲受の意義
この譲受は、地域ビジネスの振興にとっても重要なステップです。エア・ウォーター東日本は、深沢ツールの持つ地域密着型の強みを活かし、顧客との関係をさらに深め、新たなビジネスチャンスを創出することに注力します。
エア・ウォーター東日本の代表取締役社長、西村浩和氏は、「深沢ツールとの提携を通じて、地域に貢献しつつ、お客様へより良い価値を提供することを目指します」と述べています。今後、両社の連携による新たな取り組みに期待が寄せられています。
このように、エア・ウォーター東日本の深沢ツールへの事業譲受は、相互の利点を生かしながら地域のニーズに応える新たなビジネスモデルの構築を示しています。これが、地域経済への影響を及ぼすことが期待されます。
会社情報
- 会社名
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エア・ウォーター株式会社
- 住所
- 大阪府大阪市中央区南船場2-12-8
- 電話番号
-
06-6252-5411