AIで金融革新
2021-11-09 11:00:12
ジャパンビジネスファンディング、AI技術を活用しリスク解析を高度化
ジャパンビジネスファンディングとMatBrain社の提携
新たな資金調達の風
ジャパンビジネスファンディング(JBF)は、AIソリューション企業であるMatBrain社と業務提携を結び、リスク解析アルゴリズムの高次化を実現することを発表しました。この提携によって、JBFが展開する新たな資金調達手法「ビジネスファンディング」が更に進化することが期待されています。ビジネスファンディングは特許取得済みのモデルに基づき、短期間で資金を調達できる仕組みであり、特に中小企業や個人事業主にとっては大きな支援となるでしょう。
非債務型の資金調達手法
JBFのアプローチは、非債務型の資金調達を提供することです。従来の金融機関からの資金調達は多くの条件が求められる中、JBFは短期小口の資金を、顧客の実情に即した形で提供しています。この際、独自に開発したリスク解析アルゴリズムが主要な役割を担っています。このアルゴリズムは、オルタナティブな情報のデータ化と異常値検知に特化しており、さまざまなビジネスモデルに対応することが可能です。
MatBrain社のAI技術
MatBrain社は、奈良先端科学技術大学院大学の進藤裕之准教授が主宰する企業で、機械学習や自然言語処理、画像処理など多岐にわたるAI技術を駆使しています。この会社は、すでに学術論文や特許、社内文書を解析し、自動的に情報データベースを構築する研究を進めていることでも知られています。また、化学や材料、製薬といった分野において、AIを用いた物質の特性推測にも力を入れています。
提携による相乗効果
今回の提携では、JBFのリスク解析の基本理念を活かしながら、MatBrain社の高度なAI技術を同様に活用します。これによって、JBFのリスク解析アルゴリズムは更に進化し、金融分野での識別・予測能力が強化される見込みです。そして、MatBrain社の進藤准教授は、JBFのデータサイエンスアドバイザーにも就任し、専門的な知見を直接提供することとなりました。このようにして、JBFはAI技術の進展に伴い、さらに革新的な金融サービスの提供を目指しています。
コロナ禍と中小企業の現実
昨今のコロナ禍では多くの中小企業や個人事業主が資金調達の困難に直面しました。特に日本国内においては、企業経営者の支援が行き届く金融手法が限られており、多くの事業者がその苦痛を強いられてきました。JBFは、このような状況を打破することを目指しています。
真のファイナンシャルインクルージョンを目指す
JBFの経営目標には、「真のファイナンシャルインクルージョン」が掲げられています。これは、すべての人が金融サービスを利用できる環境を実現することを目指していることを意味します。今回のMatBrain社との提携は、このような動きを更に強化し、次のステップへと導くものです。JBFは今後も革新的な金融手法の開発を継続し、中小企業にとって頼れる存在であり続けることを誓いました。
まとめ
ジャパンビジネスファンディングとMatBrain社の協業は、金融界に新たな風をもたらす可能性があります。AI技術を駆使したリスク解析の高度化により、中小企業や個人事業主が直面する資金調達の課題を解決に導くことが期待されます。今後の動向に注目が集まります。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ジャパンビジネスファンディング
- 住所
- 東京都港区虎ノ門4-3-1城山トラストタワー27F
- 電話番号
-
03-5403-3475