データ暗号化市場参入
2014-11-05 10:00:28

株式会社アズム、Vormetric社との代理店契約でデータ暗号化市場に参入

株式会社アズムがVormetric社との提携を発表



株式会社アズム(代表取締役:岡田修門、東京都港区)は、米国カリフォルニア州に本社を置くVormetric社との一次代理店および販売代理店契約を締結しました。この契約により、アズムはVormetric社の提供する「Vormetric データ・セキュリティ・プラットフォーム」の国内販売とサポートを開始します。

情報漏洩への対策としての暗号化


近年、企業における情報漏洩問題が深刻化しており、事件に発展するケースも増加しています。データが漏洩してしまった場合、そのデータが利用されないようにするための方法が注目されています。それが暗号化です。暗号化されたデータは、第三者にとって意味を成さないため、盗難防止にもつながります。

すでに米国では、カード会社や医療機関などが保有する個人情報に関して、暗号化を義務付ける法律が施行されるなど、暗号化市場の拡大が期待されています。アズムは、こうした状況に対応し、Vormetric社との協業を通じて、企業のデータ保護ソリューションの提供を進めていきます。

Vormetric データ・セキュリティ・プラットフォームの特徴


「Vormetric データ・セキュリティ・プラットフォーム」は、企業のデータを暗号化するための強力なセキュリティ機能を備えています。このソリューションは、保存データの暗号化、鍵管理、特権ユーザアクセスコントロール、およびセキュリティインテリジェントログ機能を提供し、セキュリティやコンプライアンスの課題を解決します。

さらに、パブリック、プライベート、ハイブリッドクラウド環境にある既存のデータベースやファイルに簡単に導入でき、ハードウェアの新たな導入や運用負荷を増やすことなく、データセキュリティを強化できるのが大きな魅力です。これにより、企業はコンプライアンス要件も満たしつつ、TCO(トータルコストオブオーナーシップ)を削減することが可能です。

企業は暗号化したいサーバーにエージェントを導入し、ポリシーを設定するだけで、ユーザの操作をそのまま行えるため、負担を感じることなくデータの暗号化を進めることができます。また、データアクセスの監査ログも取得できるため、監査が求められる業種への対応も支援します。

アズムの販売戦略


今回の契約締結に際し、米Vormetric社のCEO、Alan Kessler氏は、「アズムのソリューションサービスやサポートの実績、データベースやクラウドに関する経験が我々の要件と日本のニーズに合致している。アズムとともに日本でのビジネス拡大を確信している」とコメントしています。

アズムでは、販売及びサポートを開始するにあたり、スターターパックとして「Vormetric DSM」の冗長構成と2エージェントライセンスをバンドルし、約530万円の定価を365万円で提供します。このスターターパックは初年度限定の価格で、アズムはこの1年間で100社への導入を目指しています。

Vormetric社の概要


Vormetric社は、物理、仮想、クラウド環境において、データセキュリティソリューションのリーダーとして知られています。1400以上の企業、特にFortuneトップ30社のうちの17社を保護する実績があり、政府機関のコンプライアンス要件を満たすことも得意としています。同社のデータ・セキュリティ・プラットフォームは、アプリケーションの暗号化、特権ユーザーのアクセス管理、オートメーションを備えた優れたセキュリティ機能を提供します。

株式会社アズムについて


株式会社アズムは1989年に設立され、主にサーバーサイドセキュリティやデスクトップインフラストラクチャなどの分野で事業を展開しています。今後もデータセキュリティの分野での成長を目指し、顧客のニーズに応える製品とサポート体制の強化を図っていく方針です。

会社情報

会社名
株式会社アズム
住所
東京都港区南青山2-2-15ウィン青山10F
電話番号
03-5413-5411

トピックス(IT)

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