Z世代に新しい飴体験を届ける「さっくりん」
2026年1月27日、カンロ株式会社は専修大学と共同開発した新商品「さっくりん」を全国のセブン-イレブンで発売します。この商品は、次世代の消費者であるZ世代のニーズに応え、飴の新しい可能性を示すものです。カンロは、飴やグミ製品で有名な菓子メーカーですが、最近のトレンドに危機感を抱き、Z世代に向けた新しいハードキャンディの商品開発に取り組んでいます。
Z世代の「飴離れ」とその挑戦
近年、Z世代が飴を食べる機会が減少していることが業界の大きな課題となっています。カンロは、若年層の嗜好に寄り添った新商品を開発するために、現役高校生との共創プロジェクトや、大学生との連携を続けています。その中で生まれた商品が、「透明なハートで生きたい」や「#チョコじゃねーよアメだよ」です。どちらもSNSで話題となり、とりわけ若い世代からの反響が大変好評でした。
概要と特徴
「さっくりん」は、商学部マーケティング学科の学生のアイデアを基にした商品です。カンロとの共同開発により、学生の意見を反映した新しい商品の誕生を実現しました。
飴は、りんごをイメージした赤と黄色の組飴で、ジューシーで甘ずっぱい味が特徴です。特に注目すべきなのは2層構造で、外側は薄い飴の層、内側にはフリーズドライのりんごが詰まっています。この“秘密のさくさく層”が、まさにASMR体験を提供し、さっくりとした食感が楽しめます。
Z世代のニーズに合わせた商品設計
「さっくりん」の開発背景には、学生たちからの「長時間飴を舐め続けるのがストレス」という意見があります。タイパを重視するZ世代にとって、そのストレスを軽減するために、新たな飴の楽しみ方として“噛む”という概念を取り入れました。これにより、手軽にりんごのフルーツ感を堪能できる高タイパキャンディとなっています。
メッセージ入りの個包装
また、「さっくりん」の飴粒は全て個包装され、「しあわせを届ける」メッセージが添えられています。「がんばりんご」や「テンションUPる!」など、ユニークなフレーズは全部で30種類。これにより、勉強や仕事の合間に気分転換として手軽に楽しむことができます。
開発の経緯と産学連携の重要性
専修大学の増田ゼミでは、現実のマーケティング戦略を学ぶことに重きを置き、Z世代の消費状況を研究しています。時代の流れと共に変化する市場に対して、学生が挑戦を続けることで生まれる商品開発は、まさにマーケティングの実践的な一例といえます。2021年からの連携により、「Z世代向けの飴」の提案を行い、「#チョコじゃねーよアメだよ」という人気商品が誕生しました。この取り組みから得た成果が、「さっくりん」の成功にも繋がっています。
まとめ
カンロ株式会社の新商品「さっくりん」は、Z世代への新しい飴の提案が実現したものです。その響きや楽しさだけでなく、学生たちの真剣な研究と実践を通じて生み出された商品であるという点が、さらなる魅力となっています。今後、若い世代が求める新しい味や体験を提供し続けるカンロから目が離せません。