ジンベイ、岩崎学園と連携しOCR実証実験を開始
ジンベイ株式会社が、横浜にある学校法人岩崎学園とタッグを組み、紙で作成した帳票のデジタル化に向けたOCR(光学式文字認識)技術の実証実験をスタートしました。このプロジェクトは、横浜市が推進する「テック系スタートアップ実証実験等支援助成制度」を活用したもので、学内の業務効率化を図ることを目的としています。
取り組みの背景
教育機関では、来校者からのアンケートや学習ポートフォリオなど、さまざまな紙帳票を扱っています。しかし、自由記述の情報を転記し、確認する作業は非常に手間がかかります。特に、帳票の形式が学科ごとに異なるため、データ化のプロセスが標準化できず、業務効率の低下を招いていました。
岩崎学園は、こうした状況を打破し、学内のデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めるための方策を模索しており、OCR技術の検証がその一環とされています。
実証実験の概要
本実証実験では、以下の帳票を対象に、OCR処理の精度および業務負荷の軽減に関する検証を行います。
- - 来校者アンケート
- - 学習ポートフォリオ
- - 各種申請書・届出書(現行の運用文書)
この検証を通じて、紙帳票の読み取り精度や作業の負担軽減効果を計測し、既存の学内業務フローとの適合性も検証します。実施期間は2025年11月から3月までの5ヶ月間で、OCR処理の精度や手作業削減の時間を主な検証項目としています。
期待される成果
この取り組みを通じて、以下のような効果が期待されています:
- - 手書きも含む紙帳票のデジタル化に要する時間の短縮
- - 入力作業や訂正作業の負担軽減による業務効率の向上
- - 帳票を電子化することによるデータ活用フレームの構築
- - 学内DX推進に向けた業務フローの改善材料の収集
岩崎学園のコメント
岩崎学園の関係者は「私たちはAIを活用した教育のデジタル化を推進しています。既に多くの業務でデジタル化は進んでいますが、一部には紙帳票が残っており、データの迅速かつ正確なデジタル化に課題がありました。今回のOCR実証は、その課題を解決する一助となることを期待しています。デジタル化を進めることが、ただの日常業務の効率化に留まらず、教育におけるデータの整備と活用の深化につながると考えています」と述べています。
ジンベイについて
ジンベイ株式会社は、「働くを変える」を企業のミッションとして掲げ、最新の生成AI技術を駆使して業務のデジタルトランスフォーメーションを推進しています。同社が提供する「ジンベイ生成AIエージェント」は、各業務プロセスをデジタル化し、過去のデータや社内外でのやりとりを有効に活かすことで、生産性向上を目指しています。
法人名:ジンベイ株式会社
代表者:代表取締役 上田 英介
所在地:神奈川県横浜市西区北幸一丁目5番10号 JPR横浜ビル 8階
設立:2024年5月24日
事業内容:AI・システム開発、コンサルティングなど
メール:
[email protected]
会社HP:
https://jinbay.co.jp/
ジンベイGenOCRサービス資料:
https://hubs.ly/Q03f2FhC0