断水小学校を救済
2024-04-03 11:45:04

断水小学校を救った!「非常用膜ろ過装置」が生徒たちの学校生活を守る

断水危機を救った革新的技術:七尾市立能登島小学校の奇跡



2024年1月、能登半島を襲った大地震。その影響で、七尾市立能登島小学校は断水の危機に陥りました。給水車は限られた時間しか水を供給できず、生徒たちはトイレの使用制限や、水を使う授業の中断を余儀なくされました。しかし、そんな絶望的な状況を打破したのが、水ing株式会社が開発した「非常用膜ろ過装置」でした。

2ヶ月間の断水生活を支えた「非常用膜ろ過装置」



水ing株式会社は、地震直後から被災状況の把握と復旧支援に全力を注ぎました。そして、近隣の農業用水路を水源として、同社の「非常用膜ろ過装置」を学校に設置。2月中旬から生活用水を提供開始しました。この装置は、原水をろ過して安全な水を供給するもので、高濁度な水にも対応できるのが特徴です。

装置の設置により、生徒たちは水を使う授業を再開。トイレや手洗いも自由に使えるようになり、学校生活は劇的に改善されました。生徒たちは、水ing株式会社への感謝を込めて、手作りの感謝状を贈呈しました。感謝状には、「水ingのおかげで水を使えるようになって嬉しいです」「今回の経験から水の大切さをよくわかりました」といった、子どもたちの素直な気持ちが綴られていました。

コンパクトで設置が容易な画期的システム



「非常用膜ろ過装置」は、膜ろ過ポンプと給水ユニットが一体型でコンパクトな設計。設置も容易で、短期間で稼働させることができます。また、自動運転機能により省人化も実現しています。さらに、遠隔監視システムを導入することで、効率的なメンテナンスを可能にしています。

地域社会への貢献と未来への展望



水ing中部支店長である宮井就平氏は、生徒たちからの感謝状と、学校関係者からの感謝の言葉を述べています。「非常用膜ろ過装置」の設置は、生徒たちの生活を支えただけでなく、学校関係者や地域住民にも大きな安心感を与えました。

水ingグループは、今回の支援を通して、災害時の迅速な対応と、地域社会への貢献を改めて認識しました。今後も、全国で培ったノウハウを活かし、災害に強いインフラ構築に尽力し、人々の生活を守るために貢献していくことを誓っています。

感謝状に込められた生徒たちの思い



約90名の生徒たちから贈られた感謝状には、断水期間中の苦労と、水が使えるようになった喜びが溢れていました。この出来事は、水資源の大切さ、そして企業の社会貢献の重要性を改めて私たちに突きつけました。

星和電機株式会社との連携



「非常用膜ろ過装置」の円滑な運用には、星和電機株式会社が提供したWEBカメラが大きく貢献しました。このカメラにより、遠隔地からでも装置の状態を監視することが可能になり、安定稼働に繋がりました。

水ingグループの理念



水ingグループは、「生命の源である『水』を通じていつまでも社会に貢献し続ける『ing』」を経営理念に掲げ、水処理施設の設計・建設から維持管理までをトータルに手掛けています。今後も、安全で安心な水環境を提供し、循環型社会の実現を目指していくとしています。

会社情報

会社名
水ing株式会社
住所
東京都港区東新橋1-9-2汐留住友ビル27階
電話番号

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