宇宙半導体材料評価
2025-10-03 09:26:29

国際宇宙ステーションでの半導体材料評価がついにスタート!

株式会社レゾナックが挑む宇宙半導体材料評価



宇宙開発の進展に伴い、新たなテクノロジーの必要性が増しています。その中でも、電子機器の安定性を確保するための半導体材料は、特に重要な役割を果たしています。株式会社レゾナック(代表取締役社長 CEO:髙橋秀仁)は、その分野で新たな一歩を踏み出しました。2025年10月21日に、同社が開発した宇宙向け半導体封止材の評価実験を国際宇宙ステーション(ISS)にて実施することが発表されました。

新型宇宙補給機「HTV-X」1号機



今回の実験に用いられる半導体チップは、新型宇宙ステーション補給機「HTV-X」1号機に搭載され、H3ロケット7号機によって打ち上げられます。これにより、宇宙線による電子機器の誤動作、いわゆるソフトエラーを低減するための重要なデータが収集される予定です。これまで地上での実験が中心だった半導体評価が、宇宙という特殊な環境下でどのように行われるのか、科学者たちの関心が高まっています。

撮影しよう!ライブ中継イベント



レゾナックでは、この重要な打ち上げを多くの人々と共有するため、研究拠点である「共創の舞台」(神奈川県横浜市)にて、打ち上げの様子をライブ中継するパブリックビューイングを開催します。打ち上げは2025年10月21日、午前10時から11時30分の間に行われる予定で、入場は午前9時30分から50分までの間のみとなります。また、公式のウェブサイトにて、打ち上げの延期情報も随時更新される予定です。

参加方法と詳細



本イベントは参加費無料で、参加者を募集中です。募集人数は限られており、先着30名が対象です。興味のある方は、2025年10月3日から10月15日までの間に申し込みを行ってください。詳細な申し込み方法は、公式ウェブサイトに記載されています。

社会貢献を目指した取り組み



レゾナックでは、自社のパーパス「化学の力で社会を変える」を実現するため、従業員が主体となって活動するコミュニティ「REBLUC(Resonac Blue Creators)」を設立しています。その中には宇宙関連のプロジェクトに興味を持つメンバーが集まり、社会貢献を志しています。この取り組みを通じて、レゾナックは持続可能な未来を目指し、多くの人々と共に成長を続けることを目指しています。

レゾナックの企業情報



1989年の設立以来、レゾナックは半導体・電子材料、モビリティ、イノベーション材料、ケミカルなど、多岐にわたる事業を展開しています。2023年には昭和電工と旧日立化成の統合により新しい時代を迎え、「共創型化学会社」としての道を歩むこととなりました。2025年度には売上高約1兆4千億円を見込む中、グローバルに事業を展開しているレゾナックの今後の動向に、さらなる注目が集まります。


画像1

会社情報

会社名
株式会社レゾナック・ホールディングス
住所
東京都港区東新橋1-9-1 東京汐留ビルディング
電話番号
03-5470-3235

トピックス(科学)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。