目黒区で行われた全農みんなの子ども料理教室
東京都目黒区の中央町社会教育館で、12月14日(土)に「全農みんなの子ども料理教室」が開催されました。このイベントは全農(全国農業協同組合連合会)が協賛し、障がいがある子どもたちを対象に、国産の農畜産物を使用した料理作りを体験する機会を提供しています。
料理教室の目的と経緯
この取り組みは、料理を通じて食べ物の大切さや農業への理解を深めることを目的に、2016年度からスタートしました。これまでに17回の教室が行われ、278名の子どもたちが参加してきました。今年度は3回目のイベントであり、参加したのは小学2年生から高校3年生までの子どもたち(計12名)。
料理作りに挑戦
この日のメニューは、冬にぴったりの体が温まる料理。子どもたちは、料理の先生や施設のスタッフのサポートを受けながら、野菜を切ることや卵を混ぜる作業を一生懸命に行いました。次第に協力しながら料理が進む中、彼らの真剣な表情が見受けられました。
完成した料理を口にした子どもたちは、「おいしい!おかわりしたい」と笑顔を見せ、参加していたスタッフも「素晴らしい体験になった」との感想を寄せました。料理は、自分たちの手で作ったものだけあって、特別な味わいがあったのでしょう。
提供された国産食材
この教室では、全農グループ各社から提供された国産の農畜産物を使用しました。具体的には、豚肉とキャベツのソース焼き、カブとベーコンのみそスープ、たまごとチキンのキッシュ風、リンゴのコンポートがメニューに登場しました。子どもたちは、自分たちの創造性を駆使して料理を仕上げ、満足げに味わっていました。
食育への取り組み
全農は今後も、このような料理教室を通じて、食べ物や日本の農業の重要性を子どもたちに伝え続ける意向です。この活動を通じて、子どもたちは料理に親しみ、食に対する理解が深まっていくことでしょう。国産農畜産物を使用することで、農業への興味や自立支援にもつながると期待されています。
参加者の声
参加した子どもたちは、この料理教室が楽しい経験であったことを口々に語っており、次回の開催を心待ちにしている様子でした。料理を通じての友情やチームワークも芽生え、互いに助け合いながら、新たな発見があったといいます。
この取り組みは、単なる料理教室を超えて、子どもたちの成長や、地域の農業への理解を深める貴重な機会となっています。今後の開催も楽しみです。