インテック、EDIサービスの新機能を発表
株式会社インテック(本社:富山県富山市、代表取締役社長:疋田秀三)は、このたび自社のEDIサービスである「AnserDATAPORT®接続オプション」に、新たに外国送金のISO20022対応通信機能を追加すると発表しました。この新機能は、2024年10月から利用可能となります。
AnserDATAPORT®とは?
「AnserDATAPORT®」は、株式会社NTTデータが提供する金融機関向けのデータ伝送サービスで、国際標準規格であるISO20022に対応した外国送金機能を通じて、効率的なデータのやり取りを実現します。ISO20022は、XMLフォーマットを用いて、拡張性や迅速な処理を可能にする金融通信メッセージの国際標準規格です。
国際基準への対応
SWIFT(国際銀行間金融通信協会)は、2023年3月から2025年11月までの間に、国際送金に必要な電文をISO20022に順次移行することを決定しており、2025年11月以降は全ての外国送金にISO20022が使用されることになります。これに伴い、NTTデータは「AnserDATAPORT®」の外国送金サービスを新たにISO20022に対応させ、インテックはこの機能を自社のEDIサービスに組み込み利用の幅を広げます。
機能強化のメリット
1. 費用対効果の高い導入
新たに追加される「AnserDATAPORT®接続オプション」は、既存のConnecure回線を利用することで、自社で新たに回線を整備することなく、安価かつ迅速に利用を開始できるというメリットがあります。
2. 環境の一元化
従来の固定長・全銀手順の通信に加え、新しいXML・JX手順による外国送金も同じ環境内で利用できるため、追加費用が発生することはありません。
3. システム運用の負担軽減
外国送金利用者がISO20022フォーマット(XML)に変換するプロセスを簡素化する計画があり、照合データの自動生成や結果データのメール通知機能の導入も予定されています。これにより、システム運用にかかる手間を軽減し、企業が持つリソースを他の重要な業務に振り向けることが可能になります。
料金プランとオンラインセミナー
「AnserDATAPORT®接続オプション」の初期料金は不要で、月次料金は100,000円(税抜)です。災害復旧オプションを利用する場合、料金は150,000円(税抜)となります。また、具体的な付加機能については、個別に相談を受け付けています。
インテックでは、ISO20022への移行についての理解を深めるため、無料のオンラインセミナーを開催します。セミナーでは、外国送金のISO20022対応とEDI基盤のBCP(事業継続計画)対策について詳しく解説される予定です。
- - 開催日時:2024年10月10日(木)〜10月31日(金)
- - 場所:YouTubeオンデマンド配信
- - 参加費:無料
インテックのEDIサービス
インテックのEDIサービスは、約40年にわたる実績をもとに、企業間の受発注や請求、出荷などのデータ交換をワンストップで提供します。災害や障害に強いシステムを構築し、安心して利用できる環境を整えています。詳細については公式サイトをご覧ください。
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会社概要
インテックは、1964年に設立され、情報化戦略の立案からシステム開発、アウトソーシングまで幅広く事業を展開しています。また、AIやRPAといった先端技術を駆使し、新たな市場の創造にも精力的に取り組んでいます。人や企業、社会をつなげ、持続可能な社会の実現に貢献する企業として、日々新しい価値の提供を目指しています。