ZEROCOの実証実験
2024-08-29 16:37:56

ZEROCOが北海道千歳市で鮮度保持技術の実証実験をスタート

ZEROCOによる鮮度保持技術の実証実験が始動



2024年8月28日、ZEROCO株式会社は北海道千歳市にて、独自の鮮度保持技術「ZEROCO」を用いた大型実証実験に着手しました。この技術は、食材や食品の品質を長期間にわたって保持し、特に道内産の食材を対象に、新たな食品流通の仕組みを作り出すことを目的としています。実証実験は、北海道の100を超える生産者と提携し、地域特有の食材を有効活用した取り組みです。

実施の背景と目的



日本国内において、北海道は重要な農業の生産拠点とされていますが、季節による影響や物流の課題があります。千歳市は、流通の中心地としても知られており、札幌など他地域へのアクセスが容易です。このため、ZEROCOの実証実験の場として選ばれました。目指しているのは、生産者が自らの意思を持って在庫を管理し、価格も自分たちで決定できるサステナブルなバリューチェーンの確立です。

実証実験では、主にレタスやブロッコリー、メロンなどの農産物を中心に様々な食材が利用されます。特に温度管理が非常に難しいブロッコリーや旬を迎えたとうもろこしなどに着目し、その品質を維持しながら流通を行うことを計画しています。また、これまで課題であった牛乳の廃棄問題にも取り組み、ZEROCO技術を用いて冷凍食品としての新たな活用法を探ります。

ZEROCO技術とは何か



「ZEROCO」は、低温・高湿度の環境を安定的に保つことができる鮮度保持技術です。この技術により、生鮮食品の鮮度を長期間高品質に保つことが可能となり、かつ冷凍食品の品質向上にも寄与します。さらに、この技術の導入により、生産者は自らの在庫を管理し、効率的な流通を実現するための情報を得ることができるようになります。

食品業界の課題に挑む



日本の食産業は、フードロスや担い手不足といった深刻な問題に直面しています。特に、生産者が価格を決定できず、効率的なサプライチェーンに依存せざるを得ない状況が続いていることが、業界の持続可能な発展を阻んでいます。ZEROCO技術の導入により、生産者は在庫を持ち、需給をコントロールできるようになるため、フードロスの削減や担い手不足の解決に寄与することが期待されています。

未来への展望



実証実験での成果を元に、北海道産品の付加価値を高め、加工品の開発や国内外への流通拡大を行っていく予定です。この取り組みは、ただの技術実証に留まらず、北海道の農業や食品産業を支える新たな流通の基盤を作ることを目的としています。特に、持続可能な未来を見据えたこのプログラムは、次世代までしっかり受け継いでいける農業の形を実現するための重要な一歩となるでしょう。

ZEROCO株式会社とMMCフードサービスは、今後も地域との協力を強化し、食材の持続可能な流通と品質保持を実現していくことを目指しています。


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会社情報

会社名
ZEROCO株式会社
住所
東京都渋谷区神宮前5-27-8Los Gatos2F
電話番号
03-5778-0477

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