栄養ケアパッドが高齢者の栄養管理を支援
高齢者の健康に向けた取り組みがますます重要視されています。厚生労働省が推進している「健康寿命の延伸」の一環として、介護事業所は高齢者の栄養改善に向けた取り組みを強化しています。
介護現場の課題
最近の介護報酬改定では、栄養スクリーニングに関する加算が新設され、高齢者の栄養状態を評価することが求められています。しかし、介護事業所は栄養士が常駐していないケースも多く、外部の専門家に委託する必要があるため費用や手間がかかり、結果的に事業所への負担が増えるという問題がありました。
栄養ケアパッドの登場
このような課題に応える形で、「栄養ケアプランニング」が開発したアプリ「栄養ケアパッド」が登場しました。このアプリを使うことで、介護職員は簡単に栄養スクリーニングを実施することができるようになります。設問に回答するだけで結果が算出され、その文書も自動で作成されるため、業務の効率化が一段と進むでしょう。
さらに、利用者の栄養評価情報をもとに適切な食品を検索し、必要な商品を簡単に購入できる機能も備わっています。この通販機能は、自社が運営する腎臓病や介護食に特化したネットショップ「ビースタイル」と連携しており、利用者にとっての利便性が向上しています。
説明会で学べる活用法
この「栄養ケアパッド」をどのように活用するかについては、8月24日に大阪・堺市で開催される説明会で詳しく紹介されます。参加者は高齢者の低栄養の早期発見や改善法、さらには調剤薬局との連携によるシステムの効率的な利用法について学ぶことができます。実際の導入にあたっては、難しいと思われがちな栄養スクリーニングも、このアプリを使えば手軽に取り入れることが可能です。
今後、このシステムを通じて、全国的な低栄養防止活動が進むことが期待され、介護サービスの質の向上にもつながっていくでしょう。
説明会の概要
- - 開催日時: 2018年8月24日(金) 18:30~19:30
- - 会場: 三嶋商事株式会社 多目的室(大阪府堺市中区深井水池町3178)
- - 定員: 30名
- - 申込方法: 電話またはFAXでお申し込みください。
住所: 〒599-8237 大阪府堺市中区深井水池町3178
担当部署: 三嶋商事株式会社
高齢者の栄養管理は今後ますます重要性を増していく分野です。これを機に、栄養ケアパッドの活用を考えてみてはいかがでしょうか?