ショクカイ子会社化
2023-08-29 16:00:01
株式会社ショクカイの子会社化で物流と食品の未来が変わる
概要
株式会社ヤマタネは、食品の流通と物流において新たなステージへ進むため、株式会社ショクカイを子会社として傘下に持つことを発表しました。この決定は2023年8月29日に取締役会の決議を経て、2023年10月2日を予定して株式取得を実行することになっています。
背景と目的
ヤマタネの取り組みは、自社の「ヤマタネ2031ビジョン」に基づき、社会的な価値と経済的な価値を同時に追求することにあります。この中で、食品の安定供給や食材ロスの削減、さらには環境への配慮が重要な焦点となっています。ショクカイの強みを生かし、加工食品の提供や効率的な物流体制を確立することで、より豊かな社会に貢献することを目指しています。
ショクカイは、冷凍食品を中心とした業務用食品の卸売業者で、業界内でのシェアも非常に高いです。そのため、新たに得られるショクカイのネットワークと実績が、ヤマタネにとって大きな価値をもたらすと期待されます。特に、全国規模での安定供給が可能になることで、地域社会への貢献度が高まる見込みです。
ショクカイの特徴
ショクカイは、冷凍食品の他にもデリカ事業や食材宅配事業に取り組んでおり、食品ロス削減にも力を入れています。また、様々なニーズに応えられる商品開発力があるため、ヤマタネが展開する事業とのシナジー効果が期待されます。ショクカイの強固な仕入れ基盤は、顧客からの信頼も厚く、安定的な商品供給を実現しています。
今後の展望
ヤマタネは、この統合により新たなパートナーシップを築いていく考えで、食品セグメントのさらなる拡大を目指しています。ショクカイの全国的な販売網を活用し、地元の食材や生産者を支えることで、地域の活性化につながるでしょう。
具体的には、高価格帯商品の開発や事業の強化・拡大に注力し、特にお惣菜やミールキット市場において、消費者の健康意識にも配慮した商品展開を進めます。また、安定した供給体制の確立により、価格競争力を維持しながら、より多くの顧客に支持されることを目指します。
法的手続きと影響
現在のところ、この株式取得は独占禁止法に基づいた手続きが必要で、予定どおりに進むかは未確定です。ただ、株式取得が実行された場合、ヤマタネの連結業績に影響を与える可能性があるとしています。詳しい影響に関しては、精査を進めていますが、2024年3月期の業績予想にはこれを考慮していないとのことです。
結論
この結果、ヤマタネとショクカイは各々の強みを活かし、製品の多様化や供給の安定性を高めていく方針です。持続可能な社会の実現や、地域社会への貢献を通じて、さまざまなステークホルダーに対して長期的な価値を創出することを目指しています。ショクカイを通じて、より一層の成長が期待されます。今後の展開に注目です。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ヤマタネ
- 住所
- 東京都江東区越中島1-2-21 ヤマタネビル12階
- 電話番号
-
03-3820-1111