大阪・関西万博におけるデジタルヘルスの未来
2025年に開催される大阪・関西万博では、日本デジタルヘルス・アライアンス(JaDHA)が中心となり、デジタルヘルスの新たな可能性が探求されます。JaDHAは産学官の連携を推進し、デジタル医療社会を実現するために活動しており、万博でのプレゼンテーションを通じてその理念や成果を広めることを目指しています。
デジタルヘルスリテラシーを高める
本プロジェクトの一環として、JaDHAは国民のデジタルヘルスリテラシーの向上に取り組んでいます。このようなリテラシーが高まることで、より多くの人々がデジタル技術を活用し、健康や医療サービスの恩恵を受けやすくなることが期待されます。今回の万博では、経済産業省が主催する「フューチャーライフエクスペリエンス(FLE)ステージ」にて、デジタルヘルスの未来についての講演が行われます。
登壇するのは、JaDHAのWG3リーダーである松尾恵太郎氏(株式会社asken)と、WG4リーダーの井上真夢氏(Ubie株式会社)です。
未来を共創する場
FLEステージでは、多様なプレイヤーが集まり、未来社会に関する“問い”や“提案”を出し合います。参加者が共に未来の社会を創り上げる場であり、デジタルヘルスに関する情報を多くの人々と共有できる貴重な機会となります。その他にも、展覧会の内容としては、JaDHAの組織や活動の紹介、さらに「デジタルヘルスリテラシーへの配慮を通じた産業振興と社会課題解決の両立」に関するビジョンペーパーの展示が予定されています。
イベントの概要
大阪・関西万博での登壇日時
- - 日時:2025年6月24日(火)11:00~12:00
- - テーマ:「デジタルヘルスリテラシーが描く今後の未来~日本デジタルヘルス・アライアンスの活動紹介~」
展示内容(予定)
- - JaDHAの組織概要や活動紹介
- - ビジョンペーパーに関する展示
出展者プレゼンテーション
- - 日時:6月27日(金)13:00〜13:30
- - 登壇者:シミックホールディングス株式会社の三友周太氏、武田薬品工業株式会社の北澤隆行氏
このように、万博はデジタルヘルスに関する多くの重要な話題を掘り下げ、さまざまなステークホルダーとともに未来を考える場です。
参画企業と体制
本プロジェクトは、デジタル医療サービスの利活用を促進するためのワーキンググループ(WG)によって推進されています。WG3とWG4の2つのグループが協力し、デジタルヘルスアプリの適切な利用を促す社会システムを創ります。
参画する企業の中には、製薬大手やヘルステックベンチャーも含まれ、技術や知見を集約した一大プロジェクトとなっています。具体的には、株式会社asken、Ubie株式会社、EAファーマ株式会社、塩野義製薬株式会社など、20以上の企業が協力しています。
JaDHAの役割と意義
JaDHAは、デジタルヘルス産業の発展を促すための横断的な研究組織として設立されました。業界の枠組みを超えて、本当に役立つデジタルヘルスサービスの普及を目指しています。具体的には、ICT企業や医薬品メーカーを含む100社以上の会員が、国民の健康増進と産業発展を目標に調査や政策提言を行っています。
Ubie株式会社について
Ubieは、テクノロジーで人々を適切な医療へ案内するサービスを提供する企業です。2017年に設立され、AIを活用して症状から適切な医療を提案する「ユビー」を開発しています。また、医療機関向けの診療支援サービス「ユビ―メディカルナビ」も提供しており、医療アクセスの向上に貢献しています。
このように、大阪・関西万博はデジタルヘルスの未来を見据える重要な舞台となるでしょう。デジタル技術を通じて、すべての人が健康な生活を送れる社会の構築に向け、様々な取り組みが進むことを期待したいです。