地図業界の未来を見据えたオンラインイベント
青山学院大学古橋研究室が主催し、マップボックス社の運営協力で開催される第20回「mapbox/OpenStreetMap Online meetup」が2025年9月29日(月)にオンラインで開かれます。このイベントでは、デジタル地図の未来や公共交通の可視化について幅広いトピックが取り上げられます。
イベント概要
このオンラインミートアップは、無料で参加でき、事前の申し込みが必要です。地図開発プラットフォーム「Mapbox」を活用した多様な情報が得られる貴重な機会です。特に今回のテーマは『公共交通の可視化がオモシロイ! ~これからのGTFS活用術~』で、GTFS(General Transit Feed Specification)データの重要性について深く掘り下げていきます。
GTFSデータは、時刻表や運行ルートを統一的に表現するための形式であり、これにより公共交通機関の相互運用性が高まり、利用者にとっての利便性が向上しています。複数の交通機関を組み合わせた最適なルート提案や、その決済が可能となるMaaS(Mobility as a Service)が進化している今日、GTFSデータの活用はますます重要となってきています。
プログラム内容
イベントは、オープニングから始まり、各ラウンドテーブル形式で専門家によるプレゼンテーションが開催されます。そして、パネルディスカッションでは、各分野の専門家が意見交換を行う予定です。具体的なスケジュールとしては、
- - 19:00-19:05 オープニング(古橋大地教授)
- - 19:05-19:10 挨拶(矢澤良紀, Mapbox)
- - 19:10-19:20 趣旨説明(古橋大地教授)
- - 19:20-19:40 GTFSの現状(伊藤昌毅 准教授)
- - 19:40-20:00 GTFS BOXについて(草薙昭彦, Mapbox Japan Ambassador)
- - 20:00-20:20 パネルディスカッション(モデレーター: 古橋大地)
- - 20:20-20:35 State of the Mapbox
- - 20:35-20:55 Lightning Talks
- - 20:55-21:00 クロージング(古橋大地教授)
といった流れが計画されています。
GTFSデータの未来
最近では、GTFSデータを活用したエンターテイメント性の高いプロジェクトも増加しています。「Mini Tokyo 3D」や「GTFS BOX」のようなプロジェクトは、一般ユーザーが自ら公共交通の可視化を行える可能性を広げています。生成AIの技術の進化により、より柔軟で創造的なデータ利用が行われる視覚的なツールが登場しています。
このミートアップでは、こうしたGTFSデータの利活用の現状や未来について、専門家同士で活発な議論が交わされる予定です。地図業界における多様な視点を学ぶ貴重なチャンスをお見逃しなく。
マップボックスについて
マップボックス社は、東京都港区に本社を構えており、日本の地図開発において重要な役割を果たしています。今回のオンラインミートアップは、地図技術の進展を多くの参加者と共に考える絶好の機会なので、気軽に参加してみてはいかがでしょうか。