日本初のピックルボール選手育成プロジェクト「Pickleball X」
日本初の「ピックルボール グローバルトッププロ育成プロジェクト」が発表され、多様なバックグラウンドを持つ12名の選手が選抜されました。このプロジェクトは、元ピックルボール世界チャンピオンのダニエル・ムーアを中心に、有志メンバーによって立ち上げられました。選ばれた選手たちは、今後半年間、世界レベルのトレーニングを受けながら、トッププロを目指すことになります。
プロジェクトの名称「Pickleball X」
「Pickleball X」という名称には、未知の可能性やコラボレーションへの期待が込められています。急成長するピックルボールの未来を切り拓く選手たちを育成し、彼らが持つ可能性を広げることを目指しています。通称PX(ピーエックス)として、この名称を使っていくことになっています。
厳選された選手たち
本プロジェクトへの応募は集まり、全国から128名が参加しました。最年少12歳から69歳まで、様々な世代が応募しました。書類選考を経て、2月に横浜市で実技審査が行われ、パフォーマンスの多面評価が行われました。結果として、男女各6名、合計12名が選出されました。
選手たちは、高いポテンシャルを持っており、彼らの競技経歴も豊かです。例えば、男子では大家尚通がU18関東ジュニアテニス選手権に出場し、佐藤哲哉は元デビスカップ日本代表として多数の大会で実績を残しています。女子では、14歳の佐脇京が全国小学生テニス選手権で準優勝し、20歳の大森万由も全国私学高等学校テニス選手権で好成績を収めるなど、将来が非常に楽しみです。
プロジェクトの目指す内容
今後のトレーニングでは、ピックルボールに特化した専門的なプログラムが提供され、競技技術や身体能力、メンタルタフネスなどが強化されます。また、定期的な強化合宿や国内外の大会出場サポートも提供され、選手たちは実戦経験を積んでいきます。
選手たちには、プロとしてのキャリア育成も重視し、自己管理能力やプレッシャーに打ち勝つ力を養います。その結果、充実した選手人生を送りつつ、強いチームを作り上げることが期待されています。
代表コーチの思い
ダニエル・ムーアコーチは、「ピックルボールが多くの人に影響を与える素晴らしいスポーツであることを知ってもらいたい。選手たちがヒーローになることで、若い世代に夢を与えられる存在になってほしい」と述べています。また藤原里華コーチも、プロセスを重視する選手の育成を目標として掲げ、楽しいチーム作りを目指しています。
今後の展望
プロジェクトは2025年3月から9月までの期間で行われ、最終的には国内外のトップ大会に出場する選手たちを育成します。さらに、選抜者を対象にした賞金付き大会を開催し、競技者としての成長を実感する場を提供する予定です。
このプロジェクトは、スポーツの枠を超えたマインドをもって、様々な企業や個人との協力のもとで進められ、選手たちが世界で戦えるレベルに至る手助けが行われます。
詳しい情報は公式サイトでチェックできます。さあ、日本のピックルボール界の未来を一緒に応援しましょう!