能登空き家古民家リノベーションコンテスト最終審査会
2025年9月27日(土)に、「能登空き家古民家リノベーションコンテスト」の最終審査会が開催される予定です。場所は金沢市のいしかわ総合スポーツセンターで、一般の参加も可能です。参加者は、空き家や古民家の再生・活用に興味がある方々であれば、誰でも無料で参加できます。このコンテストは、特に震災によって影響を受けた地域において、古民家の再生を通じて地域の持続可能な再生を目指すものです。
コンテストの背景
能登地域では、震災の影響で多くの住宅が損壊し、多くの古民家もその運命を迎えようとしています。一般社団法人全国古民家再生協会が主催するこのコンテストは、失われつつある古民家の魅力を再発見し、それらを現代的なライフスタイルに合った形で再生させることを目的としています。今までの「保存か解体か」といった二者択一の発想から脱却し、「活用による再生」という新たな視点を提示することが狙いです。
最終審査会の詳細
最終審査会は、以下の日時と場所で行われます。
- - 日時: 2025年9月27日(土)12:00〜15:30
- - 場所: いしかわ総合スポーツセンター 第1会議室(金沢市稚日野町北222)
審査ノミネート者
最終審査を受ける作品は、全国各地から集まった建築事業者によって提出されたもので、以下の方々がノミネートされています(敬称略・エントリー順):
- - 大橋 満 ワンネス仙台設計企画室(宮城県仙台市)
- - 姫野 朋美 株式会社ACE(大阪府大阪市)
- - 小森 進ノ介 株式会社新成工務店一級建築士事務所(佐賀県佐賀市)
- - 平野 佳乃 アトリエ och(東京都大田区)
- - 長守 寛之 長守寛之建築設計事務所(富山県高岡市)
- - 畑 哲也 株式会社畑工務店(京都府亀岡市)
- - 畑 信太 株式会社松栄住宅(京都府亀岡市)
- - 牧 梨紗子 株式会社斉藤材木BG-ONE設計室(愛知県名古屋市)
審査員
このコンテストの審査員には、多様な分野からの専門家が参加しています(敬称略・五十音順):
- - 大屋 智浩(AirbnbJapan株式会社 公共政策本部 本部長)
- - 小津 誠一(ENN代表/能登復興建築人会議理事)
- - 鵜飼 哲矢(九州大学大学院芸術工学研究院 教授)
- - 竹内 申一(金沢工業大学教授)
- - 林野 紀子(りんの設計代表)
- - 三谷 浩二郎(石川県土木部 次長)
- - 村田 智仁(一般社団法人全国古民家再生協会 理事長)
- - 和田 貴充(空き家活用株式会社 取締役会長)
主催・共催・後援
このコンテストは一般社団法人全国古民家再生協会が主催し、一般社団法人能登復興建築人会議が共催しています。また、石川県や国土交通省、環境省などが後援しています。
地域再生への熱い想い
古民家再生を通じた地域再生は、単に建物の修復を超え、持続可能な循環型建築社会を目指す重要な取り組みです。主催団体である全国古民家再生協会は、未来の子どもたちに豊かな自然と文化を受け継ぐための努力を続けています。ぜひこの機会に、お近くの方々も足を運び、能登の古民家再生の未来を共に考える場にお越しください。