地域新電力会社「海響みらい電力」が脱炭素社会実現へ挑戦

地域新電力会社「海響みらい電力」の設立

地域経済の発展と環境への貢献が求められる中、株式会社リテールパートナーズとその関連会社の株式会社丸久が、MOT総合研究所、下関市、山口合同ガス株式会社、エフィシエント株式会社と共同で新たに地域新電力会社「海響みらい電力」を設立しました。この新しい会社は、2025年4月からの電力供給をスタートさせる予定で、主に再生可能エネルギーの「地産地消」を目指しています。

背景と目的

「海響みらい電力」の設立は、脱炭素社会を実現するための重要なステップです。昨今の気候変動の影響を受け、再生可能エネルギーの重要性が一層高まっています。特に、地域で生産されたエネルギーを地域で消費する「地産地消」のアイデアは、経済と環境の両立を図る上でも欠かせないものです。

電力供給の仕組み

具体的には、海響みらい電力は焼却熱を利用した電力生産を行い、市のごみ焼却場である奥山工場や2025年1月に稼働する長府バイオマス発電所から電力を買い入れます。電力供給の開始当初は、下関市の公務員向けの庁舎や教育機関、丸久グループの7つの店舗からスタートします。これにより、再生エネルギー100％の店舗モデルを確立します。

2028年4月からは、家庭や事業所への一般へも売電を開始する予定で、地域住民もこの取り組みに参加することができます。

環境への取り組み

海響みらい電力は、再生可能エネルギーを通じて脱炭素社会の実現に貢献し、地域発展への寄与を培うことを目指しています。また、再エネの活用に関するお客さまのニーズにも広く応えていく方針です。このような取り組みを通じて、企業としての社会的責任を果たし、持続可能な社会の実現に寄与していくことでしょう。

会社の概要と連絡先

海響みらい電力の本社は下関市古屋町に位置し、設立日は2024年6月6日、資本金は1500万円です。代表者は木村俊之氏で、地域のニーズに合ったエネルギー供給を目指しています。

お問合せは、株式会社丸久広報担当の村上まで（TEL 0835-38-1511（代））お願いいたします。また、公式ウェブサイトも確認可能です。株式会社リテールパートナーズや丸久の詳細はそれぞれのウェブサイトをご覧ください。