株式会社学情が実施したアンケート調査によると、20代の希望する勤務形態は「テレワークと出社の組み合わせ」が61.2%で最も多く、従来の「出社」を上回る結果となりました。この結果から、20代のビジネスパーソンは、仕事内容や状況に応じて柔軟な働き方を望んでいることがわかります。
調査では、現在の勤務形態は「出社」が83.5%と依然として大多数を占めていますが、「テレワークと出社の組み合わせ」は14.3%と、近年増加傾向にあることが分かります。
希望する勤務形態では、「テレワークと出社の組み合わせ」が61.2%と圧倒的な支持を得ており、「仕事内容に応じて、勤務形態を選択したい」「テレワークだけだと、先輩や上司に質問をするタイミングがわかりづらい」「天候が悪いときや体調が優れないときにテレワークを活用し、自宅で無理のない範囲で働きたい」といった声が多数寄せられました。
一方、希望する勤務形態で「出社」を選んだ回答者は、25.9%と、昨年同時期調査から11.4ポイント増加しました。これは、コロナ禍を経て、対面でのコミュニケーションの重要性や、オフィスでの集中力やチームワークの向上を実感した人が増えたことが要因と考えられます。
今回の調査結果から、20代のビジネスパーソンは、柔軟性と効率性を両立できる働き方を求めていることがわかります。企業側も、従業員の働き方に対するニーズを理解し、多様な働き方を許容する環境作りが求められると言えるでしょう。