筑波大学発ベンチャー認定!PlayboxのAI技術が実現するスポーツの未来
東京都千代田区に本社を構える株式会社Playboxが、筑波大学から「筑波大学発ベンチャー」としての認定を受けたことが発表されました。この認定は、同社が地域の大学で培った技術をビジネスに活かす試みを促進するもので、特にAIによるスポーツ映像解析技術が評価されました。今後はさらなるAI技術の精度向上とスポーツ現場への普及を目指しています。
「筑波大学発ベンチャー」認定の意義
「筑波大学発ベンチャー」は、筑波大学に関わりを持つ人材や研究成果を基に設立された企業に与えられる称号です。社会的意義や成長性が認められた企業が対象であり、選定基準には技術力と社会実装力の両方が含まれています。社会に研究の成果を還元することが目的であり、Playboxもその理念に基づいています。
Playboxのビジョンと技術
Playboxは、「Make Human Movement Computable」をビジョンに掲げており、AI技術を活用して人間の動きを数値化・解析しています。主にスポーツ領域での動作分析やトラッキング技術を展開していますが、その分野はスポーツに限らず、オフィスや工場など幅広い業界へも対応しています。特に、作業環境の動作効率化やセキュリティの行動解析システムなど、さまざまな形で社会貢献を目指しています。
AIスポーツ映像解析システム
Playboxが開発したAIスポーツ映像解析システムは、市販のGoProなど手軽なカメラを使用してスポーツ映像を自動的に分析・ 編集することができます。これにより、特にアマチュアやセミプロチームに向けて、手軽かつ低コストで高品質なスポーツ分析を提供します。かつては高額な機材や専門技術が必要だった映像分析が、誰でも簡単に行えるようになったことが特徴です。
このシステムは、利用者が自分の試合や練習の映像をデータ化し、新たな発見やパフォーマンス向上に繋がることを目指しています。正確なデータに基づく分析を通じて、日本国内のスポーツ文化の発展にも寄与することが期待されています。
AI解析技術の進化と他分野への展開
さらに、Playboxはスポーツ分野での映像解析技術を基に、AIによる動作認識や行動解析の進化を進めており、2026年にはB2B SaaSサービスを正式にローンチ予定です。このサービスは、競技映像から選手の動作やプレーの状況を自動で解析し、戦術の可視化を行います。その結果、競技力の向上とファンのエンゲージメント強化を図ります。
また、個人トラッキングや集団トラッキング技術も開発が進められており、勤務時間の自動記録や業務効率化の支援、さらにはセキュリティ強化にも寄与することが期待されています。
代表取締役スコットのコメント
代表取締役のスコット・アトム氏は、「筑波大学発ベンチャーとして認定されたことを大変嬉しく思います。この認定を受け、我々の技術を社会に実装し、実際に使われるAIを目指して開発を進めていきます」と意欲を見せています。
Playboxが今後実現するスポーツや多様な分野でのAI技術の普及には、さらなる期待が寄せられています。社会での活用を進める中で、技術を用いた新たな挑戦がどのように発展していくのか注目です。