KUASとアジアクエストによるAWSクラウドプログラムの新展開
京都先端科学大学(KUAS)とアジアクエストは、デジタル技術を活用した教育プログラムを共に展開します。具体的には、AWS(Amazon Web Services)を活用し、学生のデジタルトランスフォーメーション(DX)能力を高めることを目指しています。この取り組みは、企業と大学が連携し、より実践的なスキルを学生に提供するためのものです。
キャップストーンプロジェクトとは
KUASのキャップストーンプロジェクトは、大学の3年生と4年生がチームを組んで実際の企業が抱える問題に取り組むことを目的とした実践型教育プログラムです。このプロジェクトでは、留学生を含む多様な学生が参加し、専門知識を生かしながら問題解決を図ります。
具体的には、アジアクエストが提供するのは以下のような内容です:
- - AWS環境の提供
- - AWS実践講座(日本語・英語)
- - 課題解決方法のアドバイス
- - 自主学習用のガイドコンテンツの提供
2024年からこのプログラムによって、学生は実社会の課題を扱うことができ、ビジネス課題を解決する能力を養います。
AWSクラウド実践講座の内容
7月9日には、工学部の学生向けに「AWS実践講座」が行われました。ここでは、AWSスキルを習得する手助けをし、環境構築のデモンストレーションを通じて実際に手を動かして学ぶ機会が提供されました。さらに、英語での講座も計画されており、国際的な学生に対する教育の幅が広がっています。
このように、クラウド技術に関する理解を深めることで、学生は今後のデジタル社会で必要とされるスキルを身につけることができます。
アジアクエストとは
アジアクエストは、デジタルトランスフォーメーションに関するコンサルティングと技術支援を提供する企業です。IoT、AI、クラウドなど、多岐にわたるデジタル技術の専門家が集まっており、クライアントのニーズに応じた最適なサポートを行います。また、AWSにおいても高く評価されており、数々の認定を受けています。
さらに、2024年にはAWS認定資格取得数が400を超える見込みで、これにより顧客に対してより高いレベルの技術支援が行えると期待されています。
KUASの国際的な取り組み
京都先端科学大学は、国際色豊かな教育環境を提供することで知られています。世界51の国・地域から470名以上の留学生を受け入れており、カリキュラムや授業も英語で行うなど、グローバルな教育を推進しています。さらに、2025年には新たに350名の留学生を受け入れる計画があり、さらなる国際化が進むことが期待されております。
このように、KUASとアジアクエストの連携により、新たな技術教育の道が開かれ、学生たちが未来のDX人材として成長することが期待されます。この取り組みは、今後のビジネス界でも重要な意味を持つでしょう。