ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社は、AI予測分析ツール「Prediction One」をアップデートし、学習データ及び予測分析の過程を可視化する新機能を追加しました。この新機能は、2023年10月15日から利用可能になっています。
新しい機能の概要
「Prediction One」の新機能には、主に2つの大きな特徴があります。
1.
インサイト生成機能
この機能は、AI予測分析の初期段階において、ユーザーがインポートしたデータを視覚的に表示します。具体的には、グラフなどの形式で、データセットの傾向を把握しやすくします。例えば、来店者数に関するデータでは、特定のボリュームゾーンの約318から378の値が明示され、ユーザーはそのデータから将来の予測のための洞察を得やすくなります。これにより、データの全体像を理解し、より正確なモデル構築への第一歩を踏み出すことが可能になります。
2.
進め方ガイド機能
この機能は、ユーザーが予測分析を行う際にどのように進行すれば良いのかを明示的にガイドします。どのステップを経て先に進むべきかという全体の流れが把握でき、タスクごとにチェックを入れながら進めることで、作業の進捗を管理しやすくなります。さらに、各タスクには必要な基礎知識が提示され、ユーザーのスキル向上にも寄与します。また、成功事例も掲載されており、実際の活用イメージを掴む手助けとなります。
機能追加の背景
「Prediction One」は、専門的な知識がなくても予測分析が行えるツールとして、2019年のサービス開始以来、数々の機能アップデートを行ってきました。昨年度はモデルの予測精度を向上させるための機能強化が目立ちましたが、最近ではユーザーが分析を始める前の段階での課題解決を重視しています。これにより、ユーザーが直面する初期のつまずきを軽減し、よりスムーズに分析を進められることを目指しています。
さらなる展開
「Prediction One」は、今後も機能を充実させていく方針です。ユーザーが自らのビジネス現場にAIを活用するためのスキル向上支援にも力を入れ、より一層の利便性を追求します。
イベント出展情報
さらに、ソニーネットワークコミュニケーションズは「Japan DX Week 秋」に出展します。お客様のビジネス課題解決に向けた法人向けソリューションを紹介し、新機能の実演も行います。
- - 日程: 2024年10月23日(水)~25日(金)
- - 場所: 幕張メッセ 1-8ホール
- - 時間: 10:00~18:00(最終日のみ17:00)
詳細は専用サイトにて確認できます。AIの力を借りて、ビジネスの現場で新たな可能性を探るこの機会をぜひお見逃しなく。