Back Marketが発表した2024年リファービッシュ品販売数ランキング
フランスに本拠を持つBack Marketは、2024年のリファービッシュ品販売数ランキングを日本、米国、欧州のデータをもとに発表しました。これは、中古の電子機器を専門家が整備した商品として、新たな価値を見出す取り組みの一環です。
リファービッシュ品とは?
リファービッシュ品とは、中古として回収された電子機器を専門の技術者が検査、クリーニング、必要に応じた修理を行い、全ての機能での正常作動が保証された商品です。これにより、消費者は新品よりもお得に、かつ高品質な製品を手に入れることができます。
2024年の販売数ランキング
2024年には、日本市場での販売数1位には「iPhone SE (2020) 64GB」が輝きました。手頃な価格設定と十分な性能が評価され、特にコストパフォーマンスを重視するユーザーから高い支持を受けています。また、米国と欧州のランキングにも目を向けると、iPhoneシリーズの人気は変わらず、どの地域でも需要が根強いことが伺えます。
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日本のランキング
1位:iPhone SE (2020) 64GB
2位:iPhone 13 128GB
3位:iPhone 12 128GB
4位:iPhone 13 mini 128GB
5位:iPhone 12 64GB
日本では他に、小型モデルも人気を博しています。iPhone 13 miniやiPhone 12 miniが上位にランクインし、小型サイズのスマートフォンを好む傾向が強く見受けられます。
市場の背景とトレンド
2024年は、最新モデルであるiPhone 16の登場により、過去モデルの価格が調整され、その結果、リファービッシュ品への需要が急増しました。特に価格が引き下げられたことにより、消費者にとってはリファービッシュ製品の選択肢が増えると同時に、最新世代の性能を享受できる点が強調されています。
日本では、「iPhone SE (2022)」がランキング7位に初登場し、販売数を伸ばしました。これは、販売価格の下落とともにBack Marketが提供する最大容量100%保証のバッテリーオプションの導入が功を奏した結果です。これにより、消費者は安心してリファービッシュ品を購入できるようになり、売上が加速したと考えられます。また、ノートPCやタブレットに関しても関心が高まり、iPad 10.2やMacBook Airもランクインしました。
バックマーケットについて
Back Marketは2014年にフランスで設立され、現在日本を含む世界18か国で事業を展開しています。顧客にリファービッシュ品が安心して購入できる環境を提供するために、12ヶ月の動作保証と30日間の返金保証を設けています。さらに企業ミッションとして、サステナブルな事業を推進し、環境負荷の低減にも貢献しています。
その取り組みは高く評価され、2023年4月にはB Corp認証を取得しました。
今後もBack Marketは、リファービッシュ製品市場の拡大を目指し、より環境に優しい世界の実現に寄与することを目指しています。
まとめ
リファービッシュ市場は過去数年にわたり成長を続けていますが、2024年の販売数ランキングには特にApple製品が目立ち、その人気の理由には価格、性能、環境への配慮が挙げられます。消費者は手頃な価格で高品質な商品を手に入れることができ、さらにサステナブルな選択をすることが可能になっています。今後もこの市場のトレンドから目が離せません。