日本初のリアルジョブトレーニングステーション『GOOD THE GOOD』が開業
株式会社スタートラインが2025年9月1日、日本初のリアルジョブトレーニングステーション『GOOD THE GOOD』を埼玉県さいたま市にオープンします。この施設は、障害者が自分らしく生きることを支援するために設立され、世界的に高く評価されているShekulotov Groupの就労支援モデルを取り入れています。
障害者就業支援の現状
近年、障害を抱える方々の就労環境は少しずつ改善されてきていますが、依然として多くの課題が残っています。約50万人の障害者が就労系福祉サービスを利用する中、実際に企業で働けるようになるのはわずか5千人未満。そしてその就労移行率は15%にも満たず、根本的な解決が求められています。『GOOD THE GOOD』は、この状況を打破し、障害者がより多く企業就労に移行できるようにすることを目指しています。
Shekulotov Groupとの出会い
スタートラインは2023年12月に開催された『就労支援フォーラムNIPPON 2023』でShekulotov Groupとの出会いを果たし、障害者雇用に関する先進的な取り組みについて理解を深めました。特に「統合型ユニットモデル(IUM)」という手法を通じて、障害者が自立した就労を実現するための支援が提供されていることを学びました。この取り組みは、国際的にも高く評価されており、今後の日本における障害者就業支援の大きな可能性を示唆しています。
REALジョブトレーニングステーション『GOOD THE GOOD』とは
『GOOD THE GOOD』は、リアルジョブトレーニングを通じて、障害者が実際の業務に触れる機会を提供します。カフェとして営業することで、利用者は接客や調理、レジ操作など、実際の業務経験を積むことができます。この経験を通して、自信を持って社会に出るスキルを育むことが狙いです。特に、個々の希望に基づいた目標設定や段階的な支援プロセスを採用することで、利用者が自身の能力を最大限に発揮できるように配慮されています。
GOOD THE GOODの特長
1.
具体的な目標設計: 利用者個々の希望や得意なことをヒアリングし、カスタマイズした支援計画を作成。
2.
実践的な職業訓練: カフェ業務を通じて、必要なスキルをリアルな環境で学べる機会を提供。
3.
認知機能に基づく支援: 精神障害を「心の問題」としてだけではなく、ことを認知機能の観点からも捉え、効果的な職業リハビリテーションを展開。
ひとりひとりの未来に向けて
障害者が自立した生活を送るためには、給与を得ることが非常に重要です。『GOOD THE GOOD』では、労働を通じて社会に関わり、自身の成長を実感できる環境を提供します。また、全利用者が安心して通所できるように、柔軟なサポート体制も整えています。
今後、GOOD THE GOODを通じて、多くの障害者が希望を持てる社会を実現するための取り組みを続けていく予定です。そして、皆様が訪れることで、心温まる体験を共有できることを心より楽しみにしています。
インフォメーション
- - オープン日: 2025年9月1日(月)
- - 所在: 〒330-0835 埼玉県さいたま市大宮区北袋町2-424 コーフク本社ビル1F
- - アクセス: JR各線 さいたま新都心駅または与野駅より徒歩15分
興味のある方はぜひお問い合わせください。公式ウェブサイトやSNSもご参照ください。