クリエイターエコノミー協会
2021-07-08 13:30:02

クリエイターエコノミー協会が設立、充実した支援体制を目指す新たな動き

クリエイターエコノミー協会の設立背景



この度、BASE、note、UUUMの3社を中心に、クリエイターエコノミー協会が設立されました。近年、インターネットがもたらした発展により、誰もが自由に自らの表現を行い、支持層や顧客と直接つながることのできる環境が整いました。この流れを象徴するように、個人がクリエイターとして収益を得ることが可能になり、消費者が生産者や販売者としての役割を果たす新たな経済活動が広がっています。さらに、2021年5月時点での調査によると、クリエイターエコノミーの市場規模は約1,042億ドルに達していると推定されています。

特にコロナウイルスの影響で、家で過ごす時間が増えたことがこの変化を加速させました。SignalFire社のレポートによれば、クリエイターとして活動する人数は世界で5,000万人に達し、その中でも少なくとも200万人がフルタイムの収入を得ていることが明らかになっています。日本でも、クリエイターとして生活を成り立たせている人々が増加しています。

私たちは、このクリエイターエコノミーの発展が、多くの選択肢を提供し、豊かな文化を創出し、日本経済全体に貢献すると信じています。しかし、現在の法律や制度は、双方向での取引を前提としていないため、改善が必要です。クリエイターエコノミーの活性化には、既存の枠を超えた考え方の転換や、個人や小規模事業者の支援が求められています。特に最近では、クリエイターに対する誹謗中傷が社会問題となりつつあります。この協会は、そうした環境や支援体制を整備し、クリエイターの活動を促進することで、日本独自の文化や産業を育成していくことを目指しています。

活動内容



クリエイターエコノミー協会のミッションは、「クリエイターが活動しやすい社会環境をつくり、その自由かつ安全な活動を促進する」ことです。そのために、以下のような具体的なアクションを行っていく予定です。

1. クリエイティブ活動の普及・促進



クリエイティブな活動は従来、特定のメディアやメーカーに属するものでしたが、今や誰もがそれに参加し、多くの人々に価値を提供できる時代です。この考えを広めるため、さまざまな勉強会やイベントを実施し、クリエイターエコノミーに関する情報発信を行います。また、クリエイターが知っておくべき情報への啓発も行います。

2. クリエイターの保護



個人で活動するクリエイターは、誹謗中傷や不正利用などのリスクにさらされています。特に急に注目を浴びることとなった才能あるクリエイターは、そうした問題に十分な対策がなく、さまざまなトラブルに遭遇するケースが多いです。これを受け、クリエイターの保護に向けた新たなルールを策定し、早急に対策を講じる必要があります。

3. 政策提言によるクリエイターの活躍促進



クリエイターが活動しやすい環境を整備するため、プラットフォームやサポート体制の重要性が高まります。新たな商慣習に合わせたルール作りや、不要な規制を緩和していくことが求められます。行政機関や関係団体と連携し、クリエイターの活動を妨げる法規制の緩和などを推進していきます。

協会概要



クリエイターエコノミー協会は、東京都港区北青山に本拠地を置き、BASE株式会社、note株式会社、UUUM株式会社が代表理事を務めています。公式サイトやSNSを通じて、さまざまな情報を発信しています。現在、法人会員の入会を受け付けており、協会の理念に賛同する企業の参加を期待しています。

この新たな取り組みが、クリエイターたちの活動を支え、将来の日本文化を豊かにしていくことを願っています。

会社情報

会社名
一般社団法人クリエイターエコノミー協会
住所
東京都港区六本木三丁目2番1号
電話番号

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