中間配当の決議について
株式会社GSI(本社:北海道札幌市北区)は、2025年11月14日に開催される取締役会において、2025年9月30日を基準とする中間配当を実施することを決定しました。この配当は、株主への安定的かつ継続的な利益還元を基本方針としており、1株当たり29円00銭の配当を予定しています。この配当は2026年3月期 の期末配当と同額で、しっかりとした経営基盤を背景に実施されています。
中間配当の必要性
GSIでは、経営成績や財務基盤を総合的に考慮し、株主への還元を優先してきました。連結配当性向は30~70%を維持し、株主資本配当率(DOE)5%を目指すことで、長期にわたって株式を保有してもらえるような取り組みをしています。内部留保は将来の事業展開や経営基盤の強化に使われる予定であり、安定した株主還元策は企業の持続可能な成長に不可欠な要素です。
事業の推進と成長戦略
現在、GSIはITソリューションサービスや受託開発サービス、常駐支援開発サービスを提供しながら、顧客との信頼関係を重視し、事業を推進しています。開発実績を基盤に、先端技術分野におけるITエンジニアの提案を強化し、事業ポートフォリオの多様化を視野に入れた施策も行っています。顧客との取引の深化だけでなく、新規顧客の開拓にも取り組むことで、受注基盤を拡充しています。
課題と対策
一方で、ITエンジニアの確保は依然として大きな課題です。採用市場は競争が激化しており、必要な人材の獲得が難しくなっています。そのため、採用活動の強化に加え、既存の社員のスキルアップを図り、柔軟な働き方の推進にも取り組んでいます。また、ITエンジニアの契約単価の改善や、既存顧客への単価引き上げ交渉、新たな高単価顧客の獲得も目指しています。このような取り組みは、売上の成長だけでなく、社員のモチベーション向上や離職率の低下に貢献する重要な施策です。
海外人材の活用と成長戦略
さらに、海外から優秀なITエンジニアの採用も続けており、協力企業との連携強化やフリーランスの活用を通じて、人的リソースの多様化と安定的な確保に努めています。国内外の子会社についても、その成長戦略の見直しを適切に行い、計画通りの成果を収めています。
未来に向けて
GSIは今後も安定した利益還元を行いながら、各種施策に取り組んでいきます。先端技術の進歩に対応しながら、顧客のニーズに応じた高付加価値サービスの提供を続け、経営の基盤を強化していく方針です。2025年9月30日を基準日とする中間配当を通じて、株主の皆様との信頼関係を更に深めることを目指します。創立以来17年にわたり積み重ねてきた経験を活かし、GSIはさらなる飛躍を目指して挑戦を続けます。