元子ども兵の再起
2025-12-17 13:05:27

ウガンダの元子ども兵の再起を描く映画『リターニーズ』が2026年初春に公開決定

映画『Returnees(リターニーズ)』の公開決定



2026年の初春、感動的なドキュメンタリー映画『Returnees(リターニーズ) 元こども兵 それぞれの再起』が劇場公開されることが発表されました。本作品は、20年以上にわたりアフリカ・ウガンダで元子ども兵の社会復帰を支援してきた認定NPO法人テラ・ルネッサンスの活動に密着し、2年間にわたる取材をもとに制作されています。監督は菊地啓氏、制作は日本電波ニュース社が担当しています。

映画の背景と内容



ウガンダやコンゴ民主共和国の地域で、テラ・ルネッサンスは元子ども兵の帰還と社会復帰の支援に尽力してきました。元子ども兵たちは、幼少期に武装勢力に連れ去られた痛ましい過去を持っており、彼らの帰還後の生活を描いた本作では、その過程での葛藤や向き合うべき課題に焦点が当てられています。映画には、実際に支援を得た元子ども兵たちの声が届けられ、彼らの再起への希望と自立の決意が込められています。

感動の声



映画の制作に関わった数々の著名人たちからも、期待の声が寄せられています。歌手の一青窈さんは「子供達が希望を持って漕ぎ出せる世界にしたい」との思いを語り、俳優の石原さとみさんは「奪われた心と未来を救い続けている」とのコメントを寄せました。また、ノンフィクション作家の高野秀行さんは「もしこの1年で唯一観る映画があるとしたら、この映画だ」と称賛を寄せています。さまざまな視点から、映画が伝える大切なメッセージに期待が高まっています。

社会復帰支援の意義



元子ども兵の再起を支えるためには、単なる帰還だけではなく、彼らが新しい人生を歩むための支援が不可欠です。テラ・ルネッサンスの活動は、ウガンダやコンゴで20年を超える歴史があり、その積み重ねが多くの子どもたちの帰還へとつながっています。

2023年には、支援を受けた元子ども兵たちが武装勢力に残る仲間に向けて、社会復帰への道を切り開くよう呼びかけました。その勇気ある声に応える形で、141名が故郷に戻ることができました。

今後の展望



テラ・ルネッサンスは、元子ども兵の帰還をさらに推進するため、2023年から2026年にかけて500名の帰還を目指しています。海外事業部長の小川真吾氏は、中央アフリカ大統領とも面談を果たし、これらの努力が実を結ぶことを期待しています。冬季募金キャンペーンも開始され、活動資金を集めるための取り組みも進められています。

プレス試写会の実施



映画の完成を祝うプレス試写会が、2025年12月25日に都内で開催予定です。このイベントでは、一時帰国中の小川氏によるメディアとの懇談会も行われる予定です。映画『Returnees』は、ただのドキュメンタリーではなく、私たちに何ができるのか、という問いを投げかけている重要な作品です。

さいごに



『Returnees(リターニーズ) 元こども兵 それぞれの再起』は、2026年初春に渋谷ユーロスペースほかで公開される予定です。元子ども兵たちの真実の声を聞き、彼らの再起の物語を通じて私たちも考えるきっかけを得ることができる貴重な機会となるでしょう。


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会社情報

会社名
認定NPO法人テラ・ルネッサンス
住所
京都府京都市下京区五条高倉角堺町21番地jimukinoueda bldg. 403
電話番号
075-741-8786

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