新NISA利用率67%超の実態
2024年7月、株式会社1616が実施した新NISAに関するアンケート調査の結果が発表され、その中で驚くべき数字が浮かび上がりました。調査に参加した234名の男女のうち、88%が新NISA制度について「知っている」と回答しており、実際に利用している人は68.4%に及んでいます。これにより、新NISAは非常に高い関心を集めていることが分かります。
調査の背景と方法
今回は新NISA制度の利用状況や人々の意識を探るため、インターネットを通じた調査を実施しました。調査期間は2024年7月23日から29日までの間で、20代から60代以上の男女合わせて234名が対象となりました。調査テーマは新NISAの利用率および普及率です。
新NISAの知名度
新NISA制度についての認知度は非常に高く、「聞いたことがある」と答えた人は99%にも上りました。中でも、特に30〜40代の男性が多く利用していることが際立ち、世帯年収が高いほど利用率も高い傾向が見られました。これは、安定した収入を持つ世帯が投資を通じて老後に向けた資産形成を重視している可能性が考えられます。
利用の目的
次に、NISAを運用する目的について尋ねたところ、「老後や将来の資産形成」が85%で最も多く、他にも「ネットやTVで興味を持った」や「お金に余裕があった」といった理由が挙げられました。これらの結果から、特に若い世代が将来に対して意識的に資産を増やそうと心がけていることが理解できます。
つみたて投資枠の積立金額
つみたて投資枠の毎月の積立額についても質問したところ、「10,000〜30,000円未満」という回答が最も多く見られました。また、世帯年収が高い世帯ではその積立額も増加する傾向にあり、ある意味で、より多くの資金を投資に回すことに躊躇がない層が見受けられます。積立額が少なくても、無理なく投資を続ける姿勢が重要と言えるでしょう。
新NISA非利用者の理由
一方で、NISAを利用しない人々に対してはその理由を尋ねると、「知識がない」「面倒くさい」「怪しい」といった意見が多数寄せられました。しかし、「現在勉強中」と答える人も多いため、将来に向けて新NISAを含むさまざまな投資に対する理解が深まることが期待されています。
今後の展望
新NISAを通じた資産形成への関心はますます高まっており、今後もその利用が拡大することが期待されています。また、投資に対する教育や情報提供があれば、さらに多くの人々がNISAを活用し、資産形成に繋がる可能性が考えられます。今後、新NISAへの関心がどのように変化するのか注目していきたいところです。
まとめ
調査結果からは、新NISAが高い認知度を持ち、実際に多くの人々に利用されていることが確認されました。特に、将来に向けた資産形成を意識する人々が増えていることが顕著です。少しずつでも知識を深め、資産運用の選択肢を広げていくことが、今後の生活に必ず役立つでしょう。
【調査概要】
- - 調査テーマ:新NISAの利用率・普及率に関する実態調査
- - 調査方法:インターネットアンケート
- - 調査対象:男女234名(20代〜60代以上)
- - 調査期間:2024年07月23日〜2024年07月29日