動物医療DXの新たな一歩を踏み出したBomo
動物医療のデジタルトランスフォーメーション(DX)を促進するために、株式会社Bomoは最近、シードラウンドで約1.3億円を調達しました。この資金は、動物病院向け業務改善システム『Wonder』の機能強化と組織体制の充実に使用されます。
Bomoが目指すミッションは、動物医療体験の向上です。多くの動物病院では、依然としてアナログな業務が主流であり、紙やホワイトボード、電話、FAXが一般的に利用されています。このような非効率なシステムを排除し、業務のデジタル化を実現するために、Bomoは『Wonder』を開発しました。
Wonderのサービス内容
『Wonder』は、動物病院の業務を一元管理できるクラウド型システムです。このシステムにより、病院の受付業務やサービス提供が効率化され、獣医師や動物看護師は本来の業務に専念できるようになります。
なお、現在『Wonder』は患者の予約管理だけでなく、受付・決済管理や診療・会計管理、さらには再来院促進を目的としたCRM機能にも対応しています。これにより、動物医療に関わるスタッフはアナログな業務から解放され、よりスムーズに業務を行うことが可能となります。
資金調達の意義
Bomoが今回調達した資金は、『Wonder』のさらなる機能拡充に資される予定です。現在、動物病院での業務効率化が求められており、このニーズに応えるために新機能の開発が進められています。ユーザーからは電話応対の軽減や患者の待ち時間短縮の声が上がっており、導入した動物病院の数も増加しています。
Bomoの代表取締役、村田卓也氏は、愛犬の健康をきっかけにこの事業を立ち上げました。彼は、私たちが人間のために便利な医療サービスが増えている一方で、ペットのための医療体験はまだまだ改善の余地があると確信しています。「ペットと飼い主が共に健康で幸せな時間を過ごすために、動物医療を根本から変えていきたい」と語っています。
投資家の期待
株式会社サイバーエージェント・キャピタルの竹川祐也氏は、Bomoへの出資を決定した背景として、ペットの家族化が進む中で動物病院に課題が増えている現状を指摘しています。彼は、ペット医療のインフラを支える企業に成長するため、Bomoが挑戦し続けることに期待を寄せています。
まとめ
Bomoのチャレンジは、動物医療の現場でのDXを加速させ、動物病院の業務を効率化することです。彼らの目指す「Wonder」が、どのような形で業界を変革し、飼い主とペットの幸せな時間を増やすことができるのか、今後の展開から目が離せません。私たちも、この動きを応援したいと思います。
Wonder公式サイト
会社情報
- - 会社名:株式会社Bomo
- - 設立:2021年7月21日
- - 所在地:東京都港区南青山2-11-17