イノベーション推進
2020-06-19 10:02:46

茨城県つくば市と名古屋市が手を組みイノベーション推進へ

イノベーションの創出に向けた新たな取り組み



Venture Café Tokyoは、世界11拠点でイノベーションを推進するコミュニティとして、茨城県つくば市と名古屋市の2つの地域で新たにイノベーション・エコシステムの創出に向けた連携を開始しました。この取り組みは、両地域の持つ多様なリソースを活かし、スタートアップや地域経済を支えるための新しい事業創造に焦点を当てています。

つくば市の魅力



まず、つくば市は日本有数の学術研究都市として知られています。筑波大学や産業技術総合研究所(産総研)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)などの国立研究機関が集まっており、約300の民間研究機関や企業も存在しています。これにより、国内最大のサイエンスシティと称されるに至りました。つくば市では、技術シーズを最大限に活かすため、様々な支援策を講じており、特にスタートアップの支援を強化しています。2018年には「つくば市スタートアップ戦略」を策定し、新たなビジネスモデルの構築に力を入れています。

名古屋市の役割



一方、名古屋市は中部地方最大の政令指定都市であり、日本を代表する産業都市です。特に自動車産業やファインセラミックス、航空宇宙産業といったハイテク産業の中心地として知られています。名古屋大学や名古屋工業大学など、理工系の大学や最先端の研究施設も数多く存在します。これにより、名古屋は高い技術力を持つ人材が集まる地域としても知られています。

両地域の共通点と課題



茨城県つくば市と名古屋市は、共に多様なバックグラウンドを持つ人々が集う地域であり、イノベーションを創出するための取り組みが進められています。しかしながら、スタートアップの起業件数は近年横ばいであり、これは大企業や研究機関、スタートアップ間での交流機会が少なかったことが原因とされています。そこで、この連携によってより多くの交流の場を設け、イノベーションの創出を目指しています。

Venture Caféの取り組み



Venture Café Tokyoは、「Connecting innovators to make things happen」というミッションのもと、起業家や研究者、投資家など、イノベーションの担い手が定期的に交流できる「場」を提供しています。これにより、事業アイディアや技術を持った人々が相互に知り合うことができる環境を整えています。また、重要な顧客ニーズに関する情報を研究者や事業者、金融関係者が定期的に共有できる機会を設けることで、両市を拠点とした新たなイノベーション・エコシステムを作り上げることを目指しています。

今後のプログラム



今回の連携に伴い、今後はNAGOYA CONNECTとTSUKUBA CONNECTという交流プログラムが実施される予定です。NAGOYA CONNECTは2020年7月31日より毎月開催され、詳細はこちらで確認できます。一方、TSUKUBA CONNECTの開催日程は現在調整中ですが、公式サイトでお知らせされる予定です。

このプログラムは皆で創り上げていくものであり、多くの参加者が集い魅力的なコミュニティを形成することを楽しみにしています。関わりたい方はお気軽に連絡を取るよう呼びかけています。

Executive Director山川氏のコメント



Venture Café Tokyoのエグゼクティブディレクター、山川恭弘氏は、新型コロナウイルスの影響で生じた人々の分断に対する懸念を示し、さらに人同士を繋げることの重要性を強調しました。新しいアイディアやイノベーションは、開かれた社会でこそ育まれると信じ、これからも社会を繋げる役割を果たしていく姿勢が述べられました。

結論



茨城県つくば市と名古屋市の連携によるイノベーションの取り組みは、地域経済の活性化や新たなビジネスモデルの創出に向けて重要な一歩です。多様な人材が集うこのエリアで、未来を担うスタートアップが育成されることが期待されます。これからの展開に目が離せません。

会社情報

会社名
一般社団法人ベンチャー・カフェ東京
住所
東京都港区虎ノ門1丁目17番1号虎ノ門ヒルズビジネスタワー15階
電話番号

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