5スター評価獲得
2025-10-02 13:24:01

ESG評価最高位の「5スター」を初取得した東急不動産の挑戦

東急不動産ホールディングス、GRESB評価で最高位を獲得



東京都渋谷区に本社を置く東急不動産ホールディングス株式会社が、GRESBリアルエステイト評価で最高位となる「5スター」を初めて取得したことを発表しました。これは、2020年度からの参加以来の嬉しい成果であり、同社のESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みが高く評価されたことを示しています。

GRESBは、不動産業界におけるESGの取り組みを測定する年次評価機構で、世界中の不動産会社やファンドが参加しています。この評価の中でも、「スタンディング・インベストメント・ベンチマーク」では上位20%内の物件ポートフォリオについて評価され、最高の「5スター」を獲得しました。これは、東急不動産が持つ既存物件の管理やエネルギー効率の高さが評価された結果といえるでしょう。

また、ESGに関する戦略やガバナンス、組織体制が評価される「マネジメント・コンポーネント」と保有物件の環境パフォーマンスが評価される「パフォーマンス・コンポーネント」でも、6年連続で「グリーンスター」を受けました。これにより、東急不動産はただの建物管理会社ではなく、環境配慮型の企業としての地位を確立したことが分かります。

継続的な評価と未来へのビジョン



さらに、同社はGRESB開示評価でも最上位の「A」を9年連続で受けており、2025年度には4年連続で100点満点を達成しています。初参加時の2020年度に3スター、その翌年からは4スターを獲得し、ついに今回のように最高評価に昇格したのは、東急不動産の各種方針やステークホルダーエンゲージメント、エネルギー管理、さらにはグリーンビル認証の割合が高く評価されたからでしょう。

同社は2021年に発表した「長期ビジョン GROUP VISION 2030」において、「環境経営」を全社的方針として掲げ、新たな経営課題へのアプローチを強化しています。これにより、持続的成長が期待できる企業としての地位が確立されつつあり、今後の取り組みにも期待が集まります。

サステナビリティへ向けた取り組み



東急不動産ホールディングスは、長期ビジョンにおいて「事業活動を通じた社会課題の解決」を重視しており、環境経営やデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めています。特に、2022年末には事業所及び保有施設の100%を再生可能エネルギーに切り替え、2024年にはRE100の目標達成を国内企業として初めて認定されました。

2025年5月には2030年度を目指す中期経営計画2030を策定し、幅広いビジネスモデルの確立を目指す「広域渋谷圏戦略の推進」「GXビジネスモデルの確立」「グローカルビジネスの拡大」という3つの重点テーマに取り組んでいきます。

GRESBについての理解



GRESBは2009年に始まり、欧州の主要年金基金グループが中心となり設立された組織で、不動産業者のESG配慮を評価することを目的としています。現在、150機関以上の投資家がGRESBデータを活用しており、特に日本でも年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)などがこの評価を活用しています。

2025年のGRESBリアルエステイト評価には世界中から2,382社が参加しており、東急不動産はこの中での存在感を強めています。今後のさらなる成長と持続可能なビジネスモデルの確立に期待が高まるでしょう。

公式なGRESBの詳細については公式サイト(https://gresb.com)をご覧ください。


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会社情報

会社名
東急不動産株式会社
住所
東京都渋谷区道玄坂1-21-1渋谷ソラスタ
電話番号
03-6455-1121

トピックス(経済)

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