歴史ある市川公園が刷新！新たな体験の舞台が誕生

市川公園のリニューアルオープン

山梨県市川三郷町の広大な都市公園『市川公園』が、半世紀ぶりにリニューアルオープンしました。再開発された公園では、マウンテンバイクやキャンプといった新しいアクティビティが楽しめるエリアが誕生しました。この歴史的なオープニングイベントには、県内外から多くの人々が集まり、盛り上がりを見せました。

オープニングイベントの様子

リニューアルオープンの当日、来場者はオープニングセレモニーをはじめ、マウンテンバイクの試乗体験や古道MTBライド体験、マルシェ、公園内散策、さらにはJR身延線のサイクルトレインなど様々なアクティビティを楽しみました。その人気ぶりにより、駐車場が満車になるほどの大盛況でした。

市川公園は、富士山へと続く山々と市川三郷町の市街地との中間に位置し、訪れる人々に自然や歴史、地域の文化を体験する絶好の場となることが期待されています。地域活性化に向け、県内外さらには世界中からの人々を呼び込むことで、この文化を広げていく計画が進められています。

リニューアルの背景と実績

この新たな市川公園の整備には約半年の準備期間が必要でした。以前は草木や竹が生い茂るジャングルのような状態でしたが、多くのボランティアと地域住民の協力により、初回の整備作業が行われました。

具体的には、2024年4月に市川三郷町の遠藤町長や役場職員、地域住民、ヤマハ発動機の社員、特定のともに『山守人』として活動するメンバーたちが協力し、藪払いと伐採作業を実施しました。その後、プロの木こりが高度な伐採を行いながら、マウンテンバイク用のコース造成に着手しました。さらに、猛暑や雨による天候不順の中で、延長1kmを超える本格的なマウンテンバイクコースが完成するまで、多くの試練がありました。

また、手すりや遊具の塗り直し、看板の設置なども行われ、何とかオープン日に間に合うように準備が整いました。もちろん、完全な再生にはまだ課題が多く残っており、今後も引き続いて整備作業を続けていく必要があります。

市川公園の利用案内

新生市川公園は、山守人が管理運営を行い、常駐管理人がいます。マウンテンバイクとキャンプは、夏期は火曜が定休日、冬期は火曜日と水曜日が定休日ですが、その他の公園散策等はいつでも楽しむことができます。

マウンテンバイク利用には、初回登録が必要で、安全講習を受けた上で技術を磨くことが求められます。料金も手頃であり、市川三郷町の住民は特別料金で利用可能です。最新の電動アシストマウンテンバイクも準備されており、さまざまなサイズから選べるのも魅力の一つです。

キャンプエリアも手頃な料金で利用でき、公園内の3つのキャンプサイトでは静かで自然に囲まれながらの時間が過ごせます。公園の広大な起伏は健康志向の散策にも最適で、特に子どもたちにとっては、昆虫採集の理想的な場となります。

展望台からは、甲府盆地の美しい景色が広がり、訪れる人々の心を打つでしょう。家族や友人、さらには3世代で楽しむことができるのも、市川公園の大きな魅力です。すでに、週末になると賑わう家族連れの姿が見られます。ぜひこの新しい公園で、素晴らしい体験を楽しんでください。

今後の展望

新たな地方都市公園として、市川公園への関心が広がりつつあります。県内外から訪れる視察や研修も増えており、今後の展開に大きな期待が寄せられています。問い合わせに関してはお時間をいただく場合があるためご了承ください。ここから、さらに多くの人々が集まり、自然と心をつなぐ場所として成長していくことが期待されます。