やまびこと太陽建機レンタルが新たに実証運用を開始
株式会社やまびこは、太陽建機レンタル株式会社と連携し、仮設ハウスにおける電力供給を新技術「shindaiwa 50kVAマルチハイブリッドキューブ」を用いて行う実証運用を開始しました。このプロジェクトの目的は、CO2排出量を従来よりも7割削減することです。
新たに開発された「shindaiwa 50kVAマルチハイブリッドキューブ」は、バッテリーエネルギー貯蔵システム(BESS)を搭載しており、必要な電力を仮設ハウスへと供給します。このシステムでは、従来の太陽光パネルに加えて、発電機を効率的に活用しつつ、運用することで低炭素化を実現していきます。
どのようにして低炭素化が実現されるのか
「shindaiwa 50kVAマルチハイブリッドキューブ」は、晴れた日には余剰電力を蓄電池に蓄え、それを優先して使用します。雨の日など発電が難しい時には、蓄電池から電力が供給されるシステムを採用しており、発電機の使用を最小限に抑えることが可能です。これにより、再生可能エネルギーを最大限に活用しつつ、CO2排出量の削減が目指されます。さらに、このシステムでは遠隔地からの発電量や燃料残量の確認が可能であり、現場での作業の手間を省くことにも貢献しています。
未来の取り組み
やまびこは、2024年5月に「shindaiwa 10kVAマルチハイブリッドキューブ」を含む新たな製品を公開した後、株式会社技研製作所とのコラボレーションによる実証実験を開始する予定です。この新システムは、工事現場だけでなく、さまざまな場面での活用が期待されています。
今後もやまびこは、カーボンニュートラル化への積極的な取り組みを続け、環境改善に寄与できるソリューションを提供していく方針です。
企業紹介
太陽建機レンタル株式会社
太陽建機レンタルは、建設機械や各種産業車両のレンタルを通じて、地域社会や国作りに貢献しています。高度な技術力とサービスをもって、様々なニーズに応じた機器を提供しています。
株式会社やまびこ
やまびこは、KIORITZ、shindaiwa、ECHOという3つのブランドを展開し、小型屋外作業機械や農業用管理機械、一般産業用機械を開発しています。また、再生可能エネルギー関連の技術開発にも取り組んでいます。やまびこは、東京都青梅市に本社を構え、環境技術を生かした製品を国際的に提供しています。
さらなる情報
このプロジェクトの詳細情報や、やまびこのカーボンニュートラルソリューションについては、企業の公式ウェブサイトをご覧ください。実証運用の結果が今後の展開にどのように影響するのか、注目が集まります。