スマートフォン連携ユニバーサル自動ドア「ミライロドア」導入決定
2025年4月1日から、札幌市身体障害者福祉センターにて、「ミライロドア」が導入されることが発表されました。この自動ドアは北海道初の導入となり、フルテック株式会社、株式会社ミライロ、株式会社ハウディの3社による共同開発の成果です。
「ミライロドア」の特長
概要
「ミライロドア」は、高齢者や障がい者、子育て中の方々の多様なニーズに応えるために設計されたユニバーサル自動ドアです。スマートフォンとの連携により、利用者が近づくと自動的に以下の機能が作動します。
- - 音声による誘導案内: 視覚障害者のために、ドアの位置や開閉状態を音声で知らせるサポートを行います。
- - 自動調整機能: 車いすやベビーカー利用者の通行がスムーズになるように、ドアの開放時間や開閉速度を自動で調整します。
インストールと導入の手軽さ
利用するためには、ミライロが提供する「ミライロID」アプリが必要です。このアプリは障害者手帳を持つ方が簡単にインストールでき、ドア操作が可能になります。また、ミライロドアの専用コントローラーは、既存の自動ドアに簡単に取り付けることができ、大規模な設備投資を必要としません。
導入の背景
札幌市では、障害者や高齢者が安心して生活できるバリアフリーの環境を整えています。この取り組みの一環として、身体障害者福祉センターに「ミライロドア」が導入されることになりました。この施設は、身体障害者に対する支援を目的とした各種サービスを提供しています。
札幌市身体障害者福祉センターの概要
- - 設立: 昭和53年8月1日
- - 事業内容: 身体障害者に向けた相談、機能回復訓練、社会交流の促進に関するさまざまな支援
- - 主要施設: 体育館、研修室、大会議室、小会議室、機能回復訓練室、料理実習室など
- - 管理者: 公益社団法人札幌市身体障害者福祉協会
企業情報
フルテック株式会社
- - 本社所在地: 札幌市中央区
- - 事業内容: 自動ドア装置の販売・設計・施工等
- - コード番号: 6546 (東証スタンダード市場)
株式会社ミライロ
- - 本社所在地: 大阪市淀川区
- - 事業内容: ユニバーサルデザイン関連のリサーチとデジタル障害者手帳「ミライロID」の運営
- - コード番号: 335A (東証グロース市場)
株式会社ハウディ
- - 本社所在地: 東京都中央区
- - 事業内容: スマートシティ関連のシステム開発・販売
まとめ
「ミライロドア」の導入は、札幌市のバリアフリー化の重要な一歩となります。この新たな自動ドアが、多様なニーズを持つ利用者の移動をより安心・安全にすることが期待されます。