アスコエパートナーズがデジタル庁の防災実証実験に参加
株式会社アスコエパートナーズ(以下、アスコエ)は、デジタル庁が推進する『防災分野のデータ連携基盤の実証に関する調査研究』に参画することを発表しました。アスコエは、三菱総合研究所からの再委託先として選定され、災害時に向けた住民支援のためのアプリ開発に貢献します。
実証実験の目的
アスコエが参加する実証実験は、災害時における最適な住民支援を提供することを目的としています。具体的には、アプリを通じて『ワンスオンリーの実現』を確認し、災害の様々なフェーズ(平時、切迫時、応急時、復旧・復興時)において、必要なデータの共有と連携を行なうことが求められています。
デジタル庁はこの取り組みを通じて、住民のニーズに応じた情報が適切に提供されることで、事故防止や迅速な復旧を実現することを目的としています。
アスコエの「手続きナビ」とは
この実証実験において、アスコエが提供する『手続きナビ』は重要な役割を果たします。このサービスは、復旧・復興時において、住民が必要な手続きや支援制度を簡単に確認できるように設計されています。利用者は簡単な質問に答えるだけで、自分に合った支援制度が表示されるため、情報収集の手間を大幅に削減できます。特に、マイナンバーカードの情報を活用することで、手続きがスムーズに行えるようになります。
このシステムにより、被災者は迷うことなく手続きを進めることができ、また、他の地域から支援に来た職員も迅速に制度情報を提供できるため、復旧・復興に大いに寄与することでしょう。
アスコエの先進的な取り組み
「手続きナビ」は、IT技術を駆使して開発されたプラットフォームで、ユーザーの視点を重視したUX(ユーザーエクスペリエンス)が追求されています。このサービスを利用することで、申請漏れや手戻りの心配が少なくなり、行政手続きに関わる負担を軽減できるのが特徴です。
特に、アスコエ独自の『ナビエンジン』により、質問数を最適化し、利用者の負担をさらに減らすことが可能です。また、自然な言葉を用いたナビゲーションが実現されており、まるで職員と会話をするかのような直感的な使い心地が評価されています。
受賞歴と今後の展望
『手続きナビ』は、その優れたデザインと信頼性から、2021年度のグッドデザイン賞を受賞しています。この受賞により、アスコエの取り組みはさらなる注目を集めることとなり、今後ますます多くの住民に利用されることが期待されています。
アスコエパートナーズは、引き続き行政サービスのデジタル化を進め、住民主導の情報提供と支援体制の強化に努めていくことでしょう。これにより、災害時の住民支援をより一層充実させ、安心・安全な社会づくりに寄与することを目指しています。
会社情報
アスコエパートナーズは2010年に設立され、行政サービスに関連する情報提供を行う企業です。代表取締役は安井秀行氏で、ユニバーサルメニューや合法的なデータベース構築を通じて、地方自治体の業務効率化に寄与しています。
詳しくは、公式ウェブサイトをご覧ください:
アスコエパートナーズ。また、行政DXに関する情報を発信するメディア『GDX TIMES』も訪れてみてください:
GDX TIMES。