長野県北部に位置する野沢温泉スキー場が、2024年に開業100周年を迎えます。この節目を機に、地域を支えるための試み「ブラックプロジェクト」が立ち上がりました。一般社団法人野沢温泉マウンテンリゾート観光局(野沢温泉DMO)は、地域の観光資源をさらに魅力的にするため、観光に訪れる人々と地元村民との関係を深め、観光地の真の意味での貢献を実現することを目指しています。
このプロジェクトの一環として、今後発売される「野沢温泉ブラックカード」が発表されました。このカードは、村民と同数の3,000枚がリリースされることが予定されており、その収益は地域に還元されることになります。ブラックカードを持つことで、ただの観光客ではなく、その地域を応援するサポーターとしての存在を示すことができるのです。
ブラックカードの特徴は、シリアルナンバー入りという点です。また、特典として、カードホルダー限定のウェブコミュニティ参加やリアルイベントへの参加、地域の宿泊施設や飲食店での特典も用意されています。さらに、リフト券をオンラインでチャージできるQRコードも付いており、訪れるたびに便利に活用できます。
このプロジェクトを通じて、野沢温泉を愛する人々とのつながりを築きたいというのが、野沢温泉DMOの願いです。特に、地域の文化を大切にし、ここでの体験を共有したい方、地域貢献に興味のある方とのコミュニケーションを深めたいと考えています。
実際、昨年行われた100周年特別プレイベントでは、村民と観光客が一緒になって祝う機会が設けられ、地方と観光客の新しい絆を感じさせるものでした。このように、オープンな交流の場を提供しながら、これからの100年に向けての新しい挑戦を続けていきます。
また、「100周年記念カード」をお持ちの方は、ブラックカードを購入せずとも同様の特典を受けられますので、ぜひ気軽にお問い合わせください。
このように、野沢温泉村は観光地としての位置づけを超え、地域の文化や人々とのつながりを大切にし、持続可能な観光のあり方を模索しています。これは、観光客一人ひとりが現地の一員としての意識を持ち、貢献できる新しい枠組みの始まりとも言えるでしょう。
詳細については、ウェブサイトに掲載されていますので、興味のある方はぜひチェックしてください。