沖縄公庫がデータ活用を推進、ジールの支援でDXの未来を切り開く
沖縄振興開発金融公庫(以下、沖縄公庫)は、データ活用の高度化を図るため、株式会社ジール(本社:東京都品川区)と連携して、データ分析基盤の構築を進めています。今回の施策は、Azure Data FactoryおよびDatabricksを活用し、Microsoft Power BIを導入することで、自走可能なデータ活用人材の育成を伴走支援するというものです。この取り組みにより、沖縄公庫はここ数年の経営課題に対する解決策を見出しています。
1. 沖縄公庫の背景と課題
沖縄公庫は、沖縄唯一の総合政策金融機関として、さまざまな支援制度を通じて沖縄の経済振興を行っています。しかし、業務部門ではデータをタイムリーに入手・活用することが困難であり、従来のサイロ化したシステムによって情報システム部門の工数も大きな負担となっていました。具体的には、年間約4000時間のSE工数がかかっており、データのリアルタイムな分析が困難であるといった問題を抱えていました。
2. 沖縄公庫がジールを選んだ理由
ジールが沖縄公庫に提供したのは、将来のデータ拡張やAI活用を見越した持続的に成長するデータ分析基盤です。特に、Azure Databricksを中心に据えた提案は、沖縄公庫のニーズに応えるものとして高く評価されました。また、現地に拠点を置いて沖縄での人材採用を行うなど、密なコミュニケーションを重視し、公庫特有のデータ構造についての深い理解もサポート体制にプラスとして作用しました。
3. データ分析基盤の構築と効果
データ分析基盤の構築によって、沖縄公庫は業務部門のユーザーが任意のタイミングで必要なデータを取得し、分析できる環境を整えました。結果として、12部署で33の帳票が自動化され、分析依頼から結果取得までの時間が大幅に短縮されました。これにより、業務の効率化と意思決定の迅速化が実現し、情報システム部門も年間約1300時間の工数削減を達成しています。
4. 今後の展望と人材育成
沖縄公庫は、定着化・活用促進に向け、業務部門のユーザーによるデータ分析を本格化させる予定です。将来的には、さまざまなデータ集計や分析業務の活用領域を広げつつ、より高度な分析やAI機能の活用にも挑戦していく方針です。また、内製化による研修プログラムを続け、組織内のスキルレベルを底上げしていく計画もあります。
5. まとめ
ジールは、沖縄公庫のデジタルトランスフォーメーション(DX)の成功を支援しながら、今後も地域密着型のサポート体制を強化していく考えです。データを活用した価値創造の実現に向け、沖縄の振興・発展に貢献するため、パートナーとして伴走していきます。特に、今回の導入事例は、企業のデータ活用推進の一例となり、他の地域金融機関にも波及効果が期待されます。
今回の取り組みを通じて、沖縄公庫は必要なデータをタイムリーに取得・活用し、その結果を業務に反映させるという新しい価値を創造していくことを目指しています。今後もジールは、実績を活かし、企業のDX実現を支援し続けます。