地域の命を守る次世代救命アプリ「Coaido 119」
次世代救命アプリ「Coaido 119」が、遂に一般利用者の登録を11月1日から開始します。このアプリは、緊急時に119番通報すると同時に、登録されている医療職や救命講習を受講したボランティアが迅速に駆けつけるためのSOS信号を発信することができる、非常に革新的な仕組みです。
運用の背景と目的
このアプリの開発には豊島区が深く関わっています。2017年3月には、経済産業省の「3回 IoT Lab Selection」においてグランプリを受賞し、その後8月にはIPAとの契約も締結しました。この取り組みを通じて、豊島区・池袋での具体的な実装が進んでいるのです。
「Coaido 119」の特徴は、登録されたAED設置施設へ自動的に電話をかける「AEDエリアコール®」機能を備えている点です。この機能は、国際特許の出願中であり、迅速な救命処置を促進します。実際、池袋駅周辺での大規模な運用が開始されることによって多くの市民にもこのシステムが利用可能となります。
AED設置施設との連携
Coaido社は、地域内のAED設置施設に対して先行利用を2017年から開始しました。現時点で、27の施設が登録しており、今後もその数は増えていく見込みです。一般市民が利用できるエリアは東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県で、具体的には池袋駅を中心に半径1㎞の範囲で機能する予定です。
利用者向けワークショップ
一般利用のスタートを記念して、10月31日には豊島区の後援でアプリ体験ワークショップを開催します。参加者はアプリの詳細な説明を受けるだけでなく、実際の操作を体験することができます。新たにこのアプリを利用することで、自分自身や周囲の人々の安全を守る手助けとなるでしょう。
アプリ体験ワークショップ詳細
- - 主催: Coaido株式会社
- - 後援: 豊島区役所防災危機管理課
- - 開催場所: 豊島区役所5階会議室
- - 開催日時: 10月31日(火)10時〜11時30分(定員30席)
- - 内容: Coaido119アプリの説明および体験ワークショップ
- - 参加費: 無料
- - 対象: 池袋に在住・在勤・在学の方や報道関係者
詳細な参加申し込みは公式サイトを通じて受け付けており、ぜひご参加ください。
まとめ
「Coaido 119」の導入は地域社会にとって大きな変革を意味します。緊急時に迅速な対応ができるこのアプローチにより、多くの命が救われることを期待しています。このアプリが持つ可能性を活かし、安全な地域社会を実現していく一助となることを願っています。