次世代衛星の出資
2024-11-21 15:34:15
NTTドコモ、次世代小型衛星Astranis社に出資し連携を強化
NTTドコモ、Astranis社に出資
東京に本社を構える株式会社NTTドコモ・ベンチャーズは、先日、次世代の小型静止衛星を製造・運用しているアメリカのAstranis Space Technologies Corp.への出資を発表しました。この出資により、両社は宇宙ビジネス分野におけるさらなる連携を図る意向を示しています。
Astranisの独自技術とブロードバンドサービス
Astranis社は、低コストの衛星通信を利用して、信頼性の高いブロードバンドサービスを提供するスタートアップです。特に注目すべきは、同社が製造・運用する小型静止衛星、Micro GEO衛星です。これらの衛星は、従来型の衛星と比較して、製造コストが大幅に抑えられており、製造期間も短縮されるという利点があります。
実際に、Astranis社は2023年5月に米国アラスカ州にて初の商用衛星を成功裏に打ち上げました。この衛星は、通信インフラの構築が難しい地域、特に島嶼部や遠隔地へのブロードバンドサービスの提供を可能にしています。
NTTグループの宇宙ビジネス戦略
NTTグループは、宇宙ビジネスのブランド「NTT C89」を2024年6月に立ち上げる予定であり、これにより宇宙分野における新たなサービス創出に注力します。この出資を通じて、Astranis社との協力を深め、宇宙ビジネスの国内外での展開を推進し、気候変動などの地球規模の問題解決に貢献する姿勢を見せています。
NTT DOCOMO VENTURES DAY 2024の開催
さらに、2024年11月22日(金)には、NTTドコモが開催する「NTT DOCOMO VENTURES DAY 2024」が予定されています。このイベントでは、Astranis社の企業概要や提供するソリューションを紹介するブース展示が行われるため、多くの関心が集まることでしょう。具体的な内容は今後発表される予定です。
まとめ
このように、NTTドコモとAstranis社の連携は、宇宙ビジネスにおける通信サービスの新たな時代を切り開くものとして期待されています。価値創造や新しいサービスの提供に向けた取り組みが進む中、宇宙からの通信インフラがより多くの人々に恩恵をもたらすことを願っています。
会社情報
- 会社名
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NTTドコモ・ベンチャーズ
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