ARゲームでリハビリ
2024-10-04 19:22:59

広島国際大学がARゲームで呼吸と嚥下機能をサポート

広島国際大学では、ゲームを通じた新しいリハビリテーション方法の開発が進められています。特に、年齢とともに弱くなる口や喉の筋力を鍛えるための2種類の新作AR(拡張現実)ゲームが、産学連携によって制作されました。これらのゲームには、摂食嚥下リハビリテーションに取り組む学生たちが、ユニークなアイデアを活かして design した内容が組み込まれています。

この新作ゲームは、フィードバックを基に継続的に改良を進めています。加齢に伴う誤嚥のリスクを軽減することを目的としたこの試みは、今後の介入研究でも注目されるでしょう。特に、昨今の子供たちの口呼吸の増加という問題には、業界全体での取り組みが求められています。

その一環として開発された「ピロピロParty」というゲームは、ICチップが搭載された吹き戻しをコントローラーとして使用し、ARゲームの楽しさと共に口腔機能の改善を目指します。プレイヤーは、ゲームの中で音符を吹き当てたり、気球を操作して障害物をクリアしたりするタスクに挑むことで、楽しみながら自然に筋力を鍛えることが可能です。

2023年の初頭から始まったこの共同開発プロジェクトには、大学のゼミ生6人が参加しています。彼らは、幅広い年齢層が楽しめるゲームになるように多くのアイデアを出し合い、音楽に合わせたプレイを可能にする工夫がなされています。具体的には、「ピロピロMUSIC」では流れてくる音符を吹き当てるシンプルな操作が要求され、「ピロピロ気球」では、空に飛ばした気球が障害物にぶつからないように吹き飛ばす楽しさがあります。

このゲームは、プレイヤーの口呼吸の改善と脳の活性化を図るための理想的なツールとして期待されています。今後、地域でのデモンストレーションやワークショップを通じて、実際の使用方法や効果についての実証データも収集される予定です。

さらに、2024年10月からはクラウドファンディングも予定されています。このプロジェクトの目標金額は30万円で、支援者はゲームの開発に直接関与することができます。具体的には、実施期間は10月4日から11月3日までとなっています。

このような新たな取り組みによって、楽しさと実用性を兼ね備えたリハビリテーションの未来が切り開かれることでしょう。広島国際大学のこのプロジェクトは、地域社会に新しい風をもたらすことが期待されています。


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学校法人常翔学園
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