積水化学が新たに導入した配偶者転勤等休職と出生サポート休職制度

積水化学が推進する新たな支援制度

積水化学工業株式会社は、2023年に従業員が安心して働き続けられる環境を提供するため、新たに「配偶者転勤等休職」と「出生サポート休職」という二つの制度を導入しました。これにより、社員が家庭と仕事の両立を図りやすくすることを目指しています。

社会背景とダイバーシティの推進

近年、働き手のライフスタイルは多様化し、特に女性の社会進出が進む中で、企業としては従業員が働き続けやすい制度の整備が求められています。積水化学は、長期ビジョン「Vision 2030」のもと、「全従業員が挑戦したくなる活力ある会社」を目指しており、その中で「ダイバーシティの実現」を重要視しています。2015年に策定したダイバーシティマネジメント方針に基づき、キャリアとライフスタイルに応じた働き方を支援する施策を次々に展開してきました。

新制度の詳細

配偶者転勤等休職

「配偶者転勤等休職」は、配偶者が転勤する場合に最長3年間、休職することができる制度です。これにより、配偶者に帯同して新しい場所に移動しながらも、積水化学でのキャリアを途切れさせずに続けられます。職場から離れることに対する不安を軽減し、多様なライフスタイルを受け入れる土壌を築くことで、多くの社員が前向きに働き続けられる環境を整えています。

出生サポート休職

「出生サポート休職」は、不妊治療を受ける場合に、最大1年間の業務からの休職を認める制度です。女性の中には、治療のために通院回数が多く、精神的にも負担を感じている方が多いです。仕事との両立が難しいこの状況を改善するため、休職中は治療に専念できる環境を積水化学は提供することに意義があると考えています。また、会社側の理解が進むことで、社員も安心して治療に取り組めるでしょう。