「NEWT Award 2025」が示す旅行トレンドの進化と注目のスポット

旅行アプリ『NEWT』が発表した「NEWT Award 2025」の全貌

旅行アプリ『NEWT（ニュート）』を運営する株式会社令和トラベルが、2025年において最も選ばれた旅行先やフライト、ホテルを表彰する「NEWT Award 2025」を発表しました。このアワードは、実際の予約データをもとに選出されており、近年の旅行スタイルの変化に敏感に反映される内容となっています。

2025年の旅行トレンド

二極化した海外旅行の選ばれ方

2025年は、特に海外旅行の選択肢が二つの異なるトレンドに分かれる「二層化」が観察されました。一方では、円安も影響しつつ近場で手軽に楽しめる旅行が注目され、もう一方面では、アジア圏内での経験を重ねた旅行者が中長距離の国々、特にハワイや欧州、オセアニアを目指しているという傾向が見えてきました。

この結果、2025年は「近距離での充実した時間」と「遠距離での特別な体験」が共存する年となりました。

エリア部門の注目スポット

エリア部門では、特に近距離アジアの人気が加速し、ベトナムが急成長を見せました。ソウルが引き続き1位、台北やホノルルがランクインする中、ダナン・ホーチミン・ハノイのベトナム三都市がTOP20に登場。また、欧米やハワイ行きの旅行も回復傾向にあり、パリやロンドンが評価されています。

ベトナムの人気は、物価の安定や多様な観光チャンスに助けられています。都市とビーチを一度に楽しめる環境が整っているのも、支持を得ているポイントです。

フライト部門の傾向

続いて、フライト部門では、LCC（格安航空会社）とFSC（フルサービスキャリア）がそれぞれ半数ずつランクインしました。この現象は、旅行者が求めるスタイルによってLCCとFSCを使い分ける傾向が進んでいることを示唆しています。円安による影響でも海外旅行が徐々に回復しており、特に短距離や中距離路線が活性化しています。

ホテル部門の二極化

ホテル部門では、都市型ホテルとリゾートホテルの両方が人気を博しました。特にホノルルやセブなどのリゾート、ソウルや台北といった都市ホテルの利用が増え、利用者のニーズに応じた選択が見られます。国内においても、ブルガリホテル東京やハレクラニ沖縄といった高級ホテルへの需要が高まるなど、旅行スタイルの多様化が進んでいます。