Gaia Vision登壇
2022-03-24 17:20:02
気候テックの未来を語るGaia VisionがFIN/SUM2022に登壇
Gaia VisionがFIN/SUM2022に登壇
2022年3月29日から31日までの3日間、東京都内で開催されたフィンテックカンファレンス「FIN/SUM 2022」では、気候変動やパンデミックといった現代の課題解決に向けた金融の役割が焦点となりました。特に、気候テック分野で注目を集める株式会社Gaia Visionが登壇し、気候影響リスク分析技術についてのパネルディスカッションを行いました。
FIN/SUM2022の概要
FIN/SUM2022は、金融庁と日本経済新聞社による共催イベントであり、金融とテクノロジーがもたらす未来の可能性を探る場として、多くの専門家が集まりました。今年のメインテーマは「ビジネスと暮らしの二刀流」。気候変動や格差拡大などの社会課題に、テクノロジーを駆使してアプローチすることを目指しています。
このカンファレンスでは、オンライン視聴が可能で、誰でも参加できる形となっているため、多くのビジネスパーソンや金融専門家の関心を集めました。また、一般市民にもアクセス可能なプラットフォームとして、新たな時代の金融やビジネスモデルについて議論を深める機会が設けられています。
クライメートテックに注目
Gaia Visionが登壇したパネルセッション「クライメートテックの現状と未来」では、データ不足や分析手法の未成熟といった課題を抱える中、気候変動に対応するための先進的な技術やその実用例について話し合われました。本セッションでは、AIやデータ分析を駆使して、気候変動が企業に与える影響を評価する方法が紹介されます。
特に、Gaia Visionは、東京大学生産技術研究所の研究成果を基盤にした高精度洪水シミュレーション技術と気候ビッグデータ分析技術を活用し、企業の保有資産における物理リスクを定量的に評価する方法を提案しています。この技術は、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)への適応にも役立つものであり、企業のサステナビリティとレジリエンス向上に貢献するものです。
Gaia Visionの取り組み
サステナビリティに向けた取り組みとして、Gaia Visionは開発中の気候リスク分析プラットフォーム「Climate Vision」にも注力しています。このプラットフォームは、企業が気候変動による財務影響評価を視覚化しやすい形で提供するもので、さらなるリスク管理をサポートします。
企業や金融機関が気候変動に対する理解を深め、具体的な対策を講じることができるようになることは、ますます重要となっています。Gaia Visionの技術が広がることで、より多くの企業が持続可能な経営を目指す一助となるでしょう。
FIN/SUM2022でのGaia Visionの発表は、今後の気候テックの動向や新たなビジネスモデルの形成に大きな影響を与えることでしょう。気候問題解決に向けた責任ある行動が、金融業界だけでなく、企業全体に浸透していくことを強く望みたいものです。
会社情報
- 会社名
-
株式会社Gaia Vision
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前六丁目23番4号 桑野ビル2階
- 電話番号
-
090-3864-3798