高知市がロッテと連携し口腔健康の改善に向けた協定を締結

高知市とロッテが口腔健康を共同で推進

2025年11月7日、高知市役所にて、株式会社ロッテと高知市および一般社団法人高知市歯科医師会の間で「包括連携に関する協定」が締結されました。この協定は、地域の市民の口腔内環境を維持し改善することを目的とし、健康寿命の延伸を図るために三者が協力していくことを約束するものです。

協定の目的と内容

案内された参加者は、高知市の桑名龍吾市長、高知市歯科医師会の宮川慎太郎会長、そしてロッテの中島英樹社長が名を連ねました。協定の主な内容には、口腔機能や口腔ケアの普及啓発、関連イベントの企画運営、スポーツを通じた口腔健康啓発、さらに口腔ケアに関わる防災・災害対策の協力が含まれています。これにより、市民の歯の健康とともに生活の質向上へつなげていく意欲が示されています。

日付	場所	出席者
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2025年11月7日	高知市役所	高知市市長桑名龍吾、高知市歯科医師会会長宮川慎太郎、ロッテ中島英樹

健康増進への取り組み

ロッテは、1948年の創業以来、「噛むこと」や「キシリトール」の重要性を広め、近年では特にオーラルフレイル対策や、成人向けの口腔健康啓発活動に力を入れています。幼児期の口腔機能の発達においても、食習慣や歯の健康維持の重要性が指摘されており、全世代にわたる包括的な健康促進につなげる考えです。

また、今回の協定により、高知市で開催される「歯っぴいスマイルフェア」への参加が決まっており、地域の啓発活動が促進されることが期待されています。

災害時の支援体制

自然災害が多発する現代において、ロッテは高知市と連携し、災害時の口腔健康維持にも貢献する方針です。具体的には、災害発生時における健康被害の軽減策として、キシリトール配合のガムやタブレットなどの物資を提供。これによって、被災者の健康維持に努めることも目指しています。

オーラルフレイルとは

オーラルフレイルは、「お口のささいな衰え」を指し、小さな変化でも無視をすると全体の健康に影響を及ぼす可能性があることから、多くの専門家によって重要視されています。特に高齢者の口腔機能が低下すると、身体的な衰弱や要介護のリスクが大幅に高くなります。これに対処することは、全体的な健康管理にとっても重要です。