地域企業支援の新時代:補助金クラウドと信用金庫の提携
大阪を拠点とする株式会社Staywayは、東京都港区に本社を置く株式会社しんきん情報サービスとの業務提携を発表しました。この提携は、東京や沖縄、関東・甲信越地域の全73の信用金庫における補助金申請支援業務の効率化と精度向上を目指しています。
業務提携の背景
近年、国や自治体が実施する補助金制度は、情報が分散しており、その内容も複雑なため、中小企業が適切な補助金を把握し、スムーズに申請を行うことは容易ではありません。それに対して地域金融機関は、企業のニーズに応じた情報提供や申請支援の体制を整備する必要があるという課題に直面しています。
このような現状を改善するため、Staywayが提供する「補助金クラウド」と、信用金庫のIT基盤を担うしんきん情報サービスが手を組むことで、補助金情報の一元管理や専門家による効率的な申請支援を実現します。これにより、地域企業が必要な情報を迅速に得られるようにすることが期待されています。
業務提携の概要
この提携の中心となるのは、補助金に関する業務のデジタル化や効率化です。Staywayが開発した「補助金クラウド」や、その中で提供される専門家による申請支援サービスを通じて、信用金庫は地域企業へより迅速かつ的確なサポートを行える体制を整えます。これにより、地域企業の経営成長に貢献しつつ、信用金庫の業務負荷を軽減することが目指されています。
取り組み事例
業務提携前には、しんきん情報サービスが開催している『しんきん情報研究会』で、補助金制度の最新情報や「補助金クラウド」の活用方法について紹介しています。今後もこうした情報共有を通じて、信用金庫による補助金申請支援の活動を進める予定です。
今後の展望
Staywayの代表取締役・佐藤淳氏は、「しんきん情報サービス様との提携を光栄に思います。この提携を活用し、信用金庫を通じて地域企業の成長を支える体制を強化していきます。また、信用金庫の職員が企業へより分かりやすく、効率的にサポートできる仕組みを構築してまいります」と述べています。
しんきん情報サービスについて
株式会社しんきん情報サービスは、1982年に設立された信用金庫向けの情報サービス会社です。信用金庫の業務効率化やIT化に特化した各種サービスを展開し、地域金融機関の成長をサポートしています。
「補助金クラウド」について
「補助金クラウド」は、金融機関や事業会社向けの補助金申請デジタルトランスフォーメーション(DX)サービスです。国や自治体の散在する補助金情報を集約し、中小企業のニーズに応じた情報提供や分析を通じて公平な成長機会を提供することを目指しています。
この新たな提携により、地域企業が補助金を通じて成長の機会を得られる環境が整い、金融機関との連携によってさらなる支援が実現することが期待されます。今後、Staywayとしんきん情報サービスが共に進む道に注目が集まります。